鮮やかな色使いの絵が多くて、昔から大好きな画家マティス。東京・上野で展覧会が開催中と知り、さっそく観に行ってきた感想を書きたいと思います!
今回は久しぶりに友達と一緒に行き、美術館内のレストランで素敵なランチも食べたので、そちらも紹介します。
展覧会は、2023年8月20日(日)まで。
- 今回の「マティス展」について
- 「マティス展」の混み具合&チケットについて
- 「マティス展」を観た感想
- 「マティス展」の絵画紹介
- おすすめ!美術館内のフレンチレストラン「RESTAURANT salon」
- 「マティス展」を観た感想まとめ
- 過去に観た美術展の感想
今回の「マティス展」について
今回の「マティス展」は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展だそうです。私はまさにその20年前のマティス展を観に行って鮮やかな色使いに魅了され、それからずっとマティスの大ファンです。
つい最近のようでしたが、あれは20年も前なんだと軽くショックを受けつつ、、最近ストレスが溜まっていて明るい気持ちになりたかったので、マティス展は本当にピッタリでした。
「マティス展」の混み具合&チケットについて
6月の平日に行きましたが、そこそこ混んでいました。
11時くらいに美術館に着き、先に美術館のレストランでランチ後、12時半くらいに美術館に入りました。お昼時だったので空いてるかな〜と思いましたが、人気の絵は少し待たないと近くに行けないくらいの混み具合でした。
マティスは幅広い層に人気だと思うので、会期終了間際だとかなり混みそう。会期の早めに行くのがおすすめです。
今はチケットは美術館の窓口でも購入できます。やっぱり予約無しで入れるのは気楽でいいですね!
「マティス展」を観た感想
やっぱり色が鮮やかできれい!
マティス展を観た感想を一言で言うと「とても明るい、幸せな気持ちになれた!」です。「色彩の魔術師」といわれるだけあって、改めて色の力を感じました。マティスの絵の色の鮮やかさは写真や印刷ではなかなか出ないので、生で見られるのはうれしいです。
不安や気の滅入る作品ではなく、仕事の中で神経を使う人の安定剤になる作品、「体の疲れを癒す心地良い肘掛け椅子」のような芸術を作りたいと述べていたそうで、まさにその通り!
それにしても、日本人が思いつかないようなヨーロッパっぽい色使いで、とても新鮮でした。
意外!マティスの彫刻作品
マティスの作品は絵画や切り絵が有名ですが、彫刻作品が結構あって驚きました。実験的な作品なのですが、絵画が平面的なので立体作品は意外でした。
「背中」という作品が展示されていたのですが、あまりに太った力強い背中でびっくり。ダイエット中の自分の背中をみているようで、心苦しかったです、、
晩年の「切り絵」への方向転換にびっくり!
マティスは切り絵の方が有名かもしれないと思いますが、油絵から切り絵にシフトしたのはなんと72歳の頃! 病気になって体力が衰えたため、切り絵に移行したそうです。
いや、それにしても72歳から新しいこと始めるってすごいです。やっぱり何歳になっても新しいことにチャレンジしないとダメなんですね〜。
マティスのすごいところは、その切り絵をちゃんと自分自身の代表作になるレベルにまで持っていってるところ。「ジャズ」などの切り絵の作品は今回改めて観ても素敵でした。
南仏に行ってみたくなる「ロザリオ礼拝堂」
展覧会の最後に、南仏ヴァンスの「ロザリオ礼拝堂」の展示がありました。マティスデザインのステンドグラスがとてもきれいで、いつか行ってみたいと思いました。
南仏ニースには、マティスが晩年を過ごした場所が「ニース市マティス美術館」になっているそうで、そこにも行きたい!
南仏の明るい光がマティスの色彩に影響を与えたようなので、死ぬまでに一度行ってみたいです!!
余談ですが、バチカン美術館に行ったときにマティスの作品がいくつかあったのを思い出しました。「ロザリオ礼拝堂」のステンドグラスに似た作品だったような。
引用:マティス展公式サイト
「マティス展」の絵画紹介
今回も展覧会の一部が写真撮影OKでしたので、撮った作品を独断と偏見で紹介したいと思います!
マティスやピカソの熟練した線画が好きです。こちらの絵はマティスの自画像だそう。
ブルーとエメラルドグリーンの配色がきれいで、好き。
今回の展覧会の中で、かなり好きな作品の「夢」。リラックスしている様子が伝わり、色使いも好きです。
上の「夢」のデッサン。完成した絵とは全然違う。
マティスの絵画は薄塗りが多い。引っ掻いて模様を出したり。
黄色と青の配色が南仏っぽい。おしゃれです。
今回の美術展のチラシの表紙の絵。こちらも赤い色が素敵。日本人にはなかなかない色彩感覚。
切り絵の作品の一部。発色もいいし、切り絵いいなと思いました。
おすすめ!美術館内のフレンチレストラン「RESTAURANT salon」
今回は友達と一緒だったので、ちょっと奮発してレストランでコースランチを食べました。窓から緑が見えて、ゆったり寛げる素敵なレストランで、ご褒美ランチにおすすめ。こちらのレストランは精養軒が運営しているようで、味も美味しかったです!
最近の美術館のレストランはクオリティーが高く、予約もできるし、結構穴場だと思います。
料理の一部を紹介します。
ちなみに東京都美術館には、他にももう少しリーズナブルなカフェやレストランが2つあるので使い分けすることができます。運営は3つとも精養軒なのでどこも美味しいです。
東京都美術館のレストラン情報↓
「マティス展」を観た感想まとめ
色がきれいでとても元気が出る美術展でした。
例えるとビタミンをたくさん摂ったような感じ。疲れている人にとってもおすすめです。さらに美術館のレストランでご褒美ランチを食べれば完璧!
前回から約20年ぶりの大規模展。次回はいつになるかわからないので、気になる人はこの機会に「マティス展」をぜひ観てみてください!
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