
美大出身で、昔から美術館に行くのが好きです。
今も子育ての合間に、ひとりで美術館巡りをしています。
今回訪れたのは、渋谷駅から徒歩約10分の場所にある「UESHIMA MUSEUM」。
完全予約制で、スタッフは常駐しておらず、QRコードを使って自分で入館するという、少し変わった現代アートの美術館です。
最初は少し戸惑いながらも、静かな空間で作品と向き合う時間は、とても印象に残る体験でした。
この記事では、UESHIMA MUSEUMを実際に観た感想を中心に、
美術館の前に立ち寄った渋谷でのランチや、帰りに訪れた宮下パークについてもまとめています。
- 完全予約制・無人という、「UESHIMA MUSEUM」の新しい仕組み
- UESHIMA MUSEUMを観て感じたこと|全体の印象
- フロアごとの展示感想(B1F〜5F)
- ひとりで行く美術館としてのUESHIMA MUSEUM
- 美術館の前に立ち寄った渋谷ランチ| THE RIGOLETTO
- 帰りに寄った「宮下パーク」の雰囲気
- まとめ|UESHIMA MUSEUMはこんな人におすすめ
- おすすめのひとり美術館巡りの記事
完全予約制・無人という、「UESHIMA MUSEUM」の新しい仕組み
UESHIMA MUSEUMは完全予約制の美術館ですが、比較的空いているようで、私が訪れたときは直前でも予約が可能でした。
大きな特徴は、無人で運営されていること。
展示室のドアにスマホのQRコードをかざして入館する仕組みになっており、受付や監視員の姿もありません。
そのため、タイミングによっては空間をほぼ一人で独占して鑑賞することができます。

また、他の美術館と違い、作品の横にタイトルや解説が掲示されていないのも印象的でした。
先入観を持たず、フラットな気持ちで作品を観られる一方で、気になった作品についてはスマホで調べることもでき、自分のペースで鑑賞できるのが心地よく感じました。
※「UESHIMA MUSEUM」は完全予約制の美術館です。詳しい情報は公式サイトをご確認ください。
UESHIMA MUSEUMを観て感じたこと|全体の印象
平日に訪れたこともあり、館内はほとんど人がおらず、とても静かでした。
フロアによっては、自分ひとりだけの時間のように感じるほどです。
ただ、展示室の中には照明がかなり落とされている場所もあり、ひとりだと少し怖く感じて、入らなかったところもありました。
地下1階から5階まで、それぞれの階が独立したギャラリーのような構成で、雰囲気が変わるのも楽しかったです。
現代アート中心ですが、有名作家の作品も多く、いわゆるメジャーな代表作ばかりではないものの、今回の鑑賞をきっかけに「この作家、もう少し知りたいな」と感じる出会いもありました。
現代アートは少し難しい印象もありますが、今回の展示をきっかけに「もう少し知ってみたい」と感じました。
現代アートの見方をやさしく解説した入門書もあるので、興味がある人は読んでみるのも面白いと思います。
▶︎ 13歳からのアート思考はこちら
(Amazonリンク)
フロアごとの展示感想(B1F〜5F)
フロアごとに異なるテーマで展示されており、複数のギャラリーを巡っているようでした。そのため、どの階から観ても問題なく、自分のペースで自由に回ることができます。
個人的には、エレベーターで上階まで上がり、階段で下りながら鑑賞する回り方がおすすめです。 階段にも作品が展示されていて、移動中も鑑賞の一部として楽しめました。
次からは見た順番に、5F~B1Fのそれぞれの感想を書きたいと思います。
※展示内容は時期によって変わります。
5F|愛と欲望がテーマの展示

5階は、日差しがあって開放的な空間でした。美術館では自然光の中で作品を観ることは少ないので新鮮でした。大きなオブジェ作品があったり、ワクワクするフロアでした。
4F|アフリカ作家や多国籍アーティストの展示

アフリカ作家中心の展示フロア。
鮮やかな色彩やビビッドな色使いが印象的でした。こちらも自然光が入ってきます。
3F|抽象作品の癒し空間

4階とは打って変わって、抽象画がメインの癒し空間でした。
私はこちらのフロアが一番好きでした。初めて知る日本人作家も多く、新鮮でした。
2F|ゲルハルト・リヒターとジェームズ・タレル&常設展示
色々な有名作家の作品が楽しめるフロアです。
常設のジェームズ・タレル作品を楽しみにしていましたが、おそらく光を使った作品だと思うのですが、ずっと暗いままで少し残念でした。
有名作家のコラボ作品もいくつかあって興味深かったです。
下は、村上隆とヴァージル・アルボーのコラボ作品。

▼塩田千春の作品

1F|現代アーティストの有名作家の展示フロア
入口から入ってすぐの1階フロア。国内外の有名アーティストの作品が多く、飽きなかったです。
一番驚いたのが、入口を入ってすぐのこの猫の作品。お腹がぴくぴく動いていて、生きているようでした!

▼名和晃平の作品

▼バンクシーの作品

▼奈良美智の作品

▼草間彌生の作品

B1F|宇宙テーマとした展示フロア
宇宙っぽい作品が集まったフロア。並べると宇宙っぽく見えて不思議です。
このフロアだけソファがありました。


階段
階段も忘れてはいけません!
各フロアに1点づつ杉本博司の写真の作品が展示されていました。

ひとりで行く美術館としてのUESHIMA MUSEUM
UESHIMA MUSEUMは、各フロアごとに趣向の異なる展示が行われているため、短時間でもかなりの充実感がありました。
展示フロアに自分ひとりしかいない時間もあり、静かな空間でアート作品と向き合える、とても贅沢な体験ができます。
渋谷の中心にいるとは思えないほどの異世界のような静けさがあり、気持ちをリセットしたいときや、ひとりの時間を過ごしたいときにおすすめの美術館だと思いました。
また最近は、美術館で観た作品の感想を簡単にメモするのも楽しいと感じています。
あとから振り返ると、そのとき自分がどんなことを感じたのか思い出せるのも、美術館巡りの楽しみのひとつです。
美術館の前に立ち寄った渋谷ランチ| THE RIGOLETTO

私は美術館とセットでランチも楽しみたい派ですが、今回は美術館の近くの「THE RIGOLETTO(ザ・リゴレット)」でランチをしました。美術館が午後の予約だったので、鑑賞前のランチです。
頼んだのは、チキンソテー。スモークされていておいしかったです。

そして、レストランの雰囲気がよかったです。おしゃれな店内でゆったり過ごせてリフレッシュできました。店内は広くて、カウンターなど色々な席があるので、ひとりでも入りやすかったです。
▶THE RIGOLETTO (ザ・リゴレット) - 渋谷/イタリアン | 食べログ
帰りに寄った「宮下パーク」の雰囲気

せっかく渋谷に来たので、気になっていた「宮下パーク」に帰りに寄ってみました。屋上のアーチが遠くからでも目立ちます。こちら、UESHIMA MUSEUMから渋谷駅に歩いていく途中にあります。
建物内は左右に広くて結構歩きます。若い人向けのお店が多く、初めて見るお店ばかりで新鮮でしたが、40代の私にはあまり合わないかなと感じました。

屋上は「渋谷区立宮下公園」になっています。スタバがあり、ベンチでゆったり過ごしている人が多い印象。平日でしたがわりと混んでいて、学生や小さい子ども連れの人もいました。
なぜかドラえもんのフォトスポットがありました。
渋谷の真ん中でほっと一息つきたい時に立ち寄るのによさそうです。
まとめ|UESHIMA MUSEUMはこんな人におすすめ
「UESHIMA MUSEUM」は、QRコードで入館したり、作品の横に説明がなかったりと、初めての体験ができる新鮮な美術館です。
普段あまり美術館に行かない人には少しハードルが高いかもしれませんが、マイペースに鑑賞できるので、特にこんな人におすすめです。
- ひとりで静かにアート作品を観たい人
- 混雑が苦手な人
- 現代アートが好きな人
現代アートの有名作家の作品が多く、さらに各フロアごとに全く異なる展示内容が楽しめるため、短時間でも十分な充実感があります。
展示内容が変わったら、また訪れたいと思える美術館でした。
非日常の空間でリフレッシュしたいときにもぴったりだと思います。
おすすめのひとり美術館巡りの記事
どっぷり草間彌生の世界に浸れる美術館。
アーティゾン美術館は、展示の構成や解説が秀逸でおすすめ。
早稲田大学内の無料の美術館です。























