てんてこママ日記

アラフォーのワーママ。美大出身でデザインの仕事をしています。実際に行った場所や使っているものを中心に、子連れ旅行やお出かけの感想、子育てのあれこれ、趣味の美術館巡りについて書いています。Twitter→ @tentekomama000

【38歳の出産記録-8】産後3年経っても続いた不調|産後の体はその後どうなった?

【38歳の出産記録-8】産後3年経っても続いた不調|産後の体はその後どうなった?

38歳で娘を出産してから、さまざまな体調不良に悩まされました。

産後すぐは、ひどいむくみや骨盤の不調、視力の低下、手のこわばりなど、次々と体の変化が起こりました。

「このまま元の体に戻らなかったらどうしよう」と、不安に思ったこともあります。

前回は、妊娠中から出産、そして産後6か月頃までの体調について書いてきました。

▼ 産後6ヶ月までの体調不良についてはこちら
【38歳の出産記録-7】産後6ヶ月までの体調不良とメンタルの揺れ

 

今回はその続きとして、その後、産後の不調がどうなったのかを振り返ってみたいと思います。

時間とともに落ち着いていった症状もあれば、長く残った症状もありました。

産後から5年以上が経った今、それぞれの不調がどうなったのか、まとめてみます。

 

視力低下は、その後どうなった?

前回の記事にも書きましたが、産後、かなり視力が落ちました。

「このまま視力が戻らなかったらどうしよう」と心配でしたが、病院で言われた通り、しばらくすると少しずつ視力が戻ってきました。

やはり、あのときの視力低下は、産後の一時的なものだったようです。

元に戻るか半信半疑だったので、また視力が戻ってホッとしました。

全身のひどいむくみは、半年ほどで落ち着いた

産後は、とにかく全身のむくみがひどくなりました。
特に足のむくみがひど過ぎて、産後すぐは自分の足ではないようでした。

半年くらい経つと、ひどいむくみは少しずつ落ち着いていきましたが、足のむくみ自体は、その後も完全にはなくなりませんでした。

今でも足がむくむことがあり、弾性ストッキングを愛用しています。

骨盤がガタガタで、うまく歩けない

産後は骨盤にもかなり不調がありました。

骨盤がガタガタしているような感覚があり、うまく歩けないことも。

産後ケアには1年くらい通いました。

少しずつ体が戻っていき、日常生活で困るような状態は落ち着いていきました。

ただ、2年くらいは全力で走ることができず、一生無理なんじゃないかと思っていました。

5年経った今は、かなり普通に動けるようになっています。

手のこわばりは、いつの間にかなくなった

産後は、手のこわばりもありました。

朝起きたときなど、手が思うように動かない時がありましたが、こちらはいつの間にか症状がなくなりました。

尿漏れは、今も少し残っている

そして、産後から気になっていたのが尿漏れです。

日常生活で困るほどではなくなりましたが、5年経った今もジャンプしたり、ひどく咳をしたりすると、怪しいです。

産後から時間が経てば自然に完全に戻るものだと思っていたので、これは意外と長く残っていて、友達などに聞いても出産を機に尿漏れがある人はチラホラいるようです。

骨盤底筋運動をもっとしないとな、と改めて思いました。

長く続いた足の違和感。産後3年で下肢静脈瘤が見つかる

こうして振り返ってみると、産後の不調のほとんどは、時間が経つと少しずつ落ち着いてきました。

ただ、結構長く悩んだものもあります。

それが、足の違和感です。

産後すぐのひどいむくみが落ち着いたあとも、足が思うように動かない感覚が残って、悩みました。

骨盤の不調も少しずつ改善していたので、「これも時間が経てば治るのか?」と思いながらやり過ごしていました。

ところが、産後3年ほど経った頃、足の不調の原因が下肢静脈瘤だと分かり、手術を受けることになりました。

下肢静脈瘤が分かるまでの経緯や、実際に手術を受けたときのことについては、以前の記事に詳しく書いています。

【関連記事】

▶︎ 下肢静脈瘤が分かるまで

▶︎ 血管外科でセカンドオピニオンを受けた話

▶︎ 下肢静脈瘤の手術を受けた体験談

手術を受けた今は、足の痛みもほぼなくなり、前よりも快適に過ごせるようになりました。

産後5年たった今は、元気に過ごしています

それにしても、産後は本当に色々な不調がありました。

視力が落ちたり、全身がむくんだり、骨盤がガタガタになったり、手がこわばったり、尿漏れがあったり。

その中には、半年ほどで落ち着いたものもあれば、1年かけて改善していったもの、そして産後3年経ってから原因が分かったものもありました。

産後5年たった今は、なんとか元気に過ごしています。

もちろん、産後の体調は人によって違います。
安産で、産後すぐに元気に過ごせる人もいれば、私のように、不調が重なって、回復するまでに時間が掛かる人もいます。

初めての出産だった私は、こんなにも色々な体の不調が起こることを知りませんでした。

「いつか良くなるのかな」と不安になりながら、インターネットで調べたり、人に聞いたりしながら、その時その時でできることを探して実行しました。

妊娠や出産についてはもちろん、「産後の体がどう変化するのか」「どんな不調が起こることがあるのか」についても、もう少し知る機会があってもよかったのではないかと思います。

保健体育の授業で、産後の不調について学んだ記憶もありません。

私自身、吸引分娩や骨盤底筋、会陰切開といった言葉を、当時は全く知りませんでした。

ということで、このシリーズで書いたことが、当時の私のように、産後の体調が悪くて不安になっている方の参考に、少しでもなればと思います。

38歳での妊娠・出産から始まったこのシリーズも、今回で一区切りです。

お付き合いいただき、ありがとうございました!

あわせて読みたい

シリーズ第1話では、出産から産後までの全体の流れを書いています。
最初から読みたい方はこちらもどうぞ。(シリーズ全記事のリンクあり)

▼ シリーズ第1話:出産から産後までの全体の流れ

harenohi000.hatenablog.com

 

▼ 下肢静脈瘤の手術を受けた体験談

harenohi000.hatenablog.com

 

【38歳の出産記録-7】産後6ヶ月までの体調不良とメンタルの揺れ|骨盤不調・むくみ・高血圧・視力低下

【38歳の出産記録-7】産後6ヶ月までの体調不良とメンタルの揺れ|骨盤不調・むくみ・高血圧・視力低下

今回は、産後6ヶ月頃まで続いた体調不良や、精神的に余裕がなくなっていった時期について振り返ります。

産後1ヶ月健診を終え、実家から自宅に戻りました。

▼ 産後1ヶ月までの様子はこちら
【38歳の出産記録-6】実家で寝たきりだった産後1ヶ月のリアル

 

ようやく赤ちゃんとの生活にも慣れてきた頃……と思いたかったのですが、私の体調はまだまだ戻っていませんでした。

高血圧や視力低下、手のこわばり、尿漏れなど、次々と体の不調が出てきました。

骨盤もガタガタになったような感覚があり、うまく歩くことができず、産後の整体にも通っていました。

特にむくみはひどく、朝起き上がるだけでも時間がかかる状態。

 

冬だったこともあり、外出することもほとんどなく、一日の大半を家の中で過ごしていました。

そんな状態で赤ちゃんのお世話をしながら生活していると、体だけでなく、精神的にも少しずつ余裕がなくなっていきました。

さらにこの頃は、夫の仕事や引っ越しなど、生活面でも大きな出来事が重なります。

今振り返ると、産後6ヶ月くらいまでは、毎日を過ごすだけで精一杯だったように思います。

 

産後に起こった体の不調

産後は、今まで経験したことのないような体の変化がいろいろありました。

高血圧

前回も書きましたが、産後、血圧が今までにないくらい上がりました。

特に自覚症状はなかったのですが、たまたま病院で測ったことで発覚。

その後、2ヶ月くらいで元の数値に落ち着きました。

視力低下

産後、駅の電光掲示板の文字がぼやけて見えるようになりました。

電光掲示板って、かなり大きな文字ですよね。

それなのに、遠くから見ると文字がぼやけてしまうので、これはおかしいと思い、眼科を受診しました。

すると、やはり視力が低下していました。

先生からは、産後に一時的に視力が低下する人もいるけれど、しばらくすると元に戻ることがあると説明されました。

全身のひどいむくみ

産後1日目から、とにかくむくみがひどくなりました。
最初は全身がパンパンにむくみ、寝返りを打つのもつらいほど。

産後1ヶ月くらいは、朝起きても体が思うように動かず、金縛りにあったような感覚でした。ベッドから起き上がるだけで30分くらいかかることも。

その後も3ヶ月くらいは、何かにつかまらないと起き上がれない状態が続いていました。

骨盤がガタガタで、うまく歩けない

むくみだけでなく、骨盤もガタガタになったような感覚があり、うまく歩くことができませんでした。

有名な骨盤ベルトの「トコちゃんベルト」を着けないとうまく歩けない状態で、「これはまずい」と思い、近所の鍼灸院で産後の骨盤ケアを受けることに。

ゆっくりお話ししながら施術してもらえたのもよかったです。

産後は赤ちゃんのお世話で大人と話す機会も少なかったので、施術を受けながらおしゃべりする時間が、癒やしになっていました。

手のこわばり

手がこわばって、うまく指が開かないこともありました。

整体でそのことを話したところ、「リウマチの可能性もあるから、念のため病院を受診したほうがいい」と言われ、整形外科を受診。

検査をしましたが、特に問題はありませんでした。

これも、ひどいむくみの影響だったのではないかと思っています。

尿漏れ

そして、産後に気になったのが尿漏れ。

骨盤底筋が弱っていたようで、くしゃみをするだけで、かなり危ない状態でした。
骨盤ケアの先生に骨盤底筋の運動を教えてもらったりしました。
今でも、たまに「あやしいな」という時があります…

さらに産後すぐの頃は、おならも自分の意思で止められなくなってしまいました。
外出先でおならが出そうになっても止められず、かなり恥ずかしかったです。

出産って、本当に体の色んなところに影響するんだな……と、このとき実感しました。

産後ドゥーラさんに助けてもらう

1ヶ月健診を機に自宅に戻りましたが、まだまだ体調は悪く、思うように動くことができませんでした。
赤ちゃんのお世話をしながら、家事までこなすのは全く無理でした。

夫も仕事が忙しく、家事まで手が回らない状況で、
「このままでは生活が回らない……」
そう思い、産前に一度お試しをしていた産後ドゥーラさんに来てもらうことにしました。

週1回、自宅に来てもらい、お風呂やトイレの掃除をしてもらったり、7種類くらいの料理を作り置きしてもらったり。
赤ちゃんの沐浴をお願いすることもありました。

合間には赤ちゃんのお世話もしてくれたので、その間に買い物に行ったり、横になって休んだり。

当時の私にとっては、本当にありがたい存在でした。

 

そして、家事や赤ちゃんのお世話をしてもらえることと同じくらいありがたかったのが、大人と話せることでした。

産後は赤ちゃんと二人きりで過ごす時間が長く、夫以外の大人と話す機会がかなり少なくなっていました。夫も仕事で疲れていて、会話どころじゃない。

そんな時、産後ドゥーラさんと他愛のない話をするだけでも、とても救われました。

振り返ってみると、私は体だけでなく、精神的にもかなり疲れていたのだと思います。

産後ドゥーラさんについては、実際にどんなことをしてもらったのか、費用や利用してみた感想なども含めて、また別の記事で詳しく書きたいと思います。

夫も仕事との両立が難しくなり、転職

私の体調がなかなか戻らなかったため、夫にもできるだけ赤ちゃんのお世話を手伝ってもらっていました。

夫には早めに帰宅してもらい、夜は自宅で仕事をしてもらうことも。

当時はそれが一番現実的な方法だと思っていましたが、赤ちゃんのお世話をしながら仕事をするのは、夫にとってもかなり大変だったようです。

仕事が思うように進まないことも増え、ストレスもかなりあったと思います。ケンカも結構しました。

 

そして、産後5ヶ月くらいの頃、なんと夫が転職することに!!

そこまで追い詰められていたとは思いませんでした。

赤ちゃんが生まれて、家族3人の生活が始まったばかり。

そんな時期に夫まで転職することになるとは、出産前には全く想像していませんでした。

このとき、赤ちゃんがいる生活というのは、両親が健康で、ある程度の余裕があって初めて成り立つものなのだと実感しました。

私自身も毎日を過ごすだけで精一杯。
この頃は本当にいろいろなことが重なって、ギリギリの精神状態でした。

自治体の支援にも助けられた

そんな状態の中、産後に自治体の助産師さんが自宅を訪問してくれる機会がありました。

当時の私の様子を見て、助産師さんも「これは大変な状態だ」と思ったのか、その後、自治体から産後ドゥーラさんを派遣してもらえることになりました。

週1回、3ヶ月ほど来てもらうことができました。

自分でお願いしていた産後ドゥーラさんは、費用もそれなりにかかっていたので、自治体から派遣してもらえるのは本当に助かりました。

 

この頃は、自分から「助けてください」と言う余裕すらなかったと思います。

誰かに状況を見てもらい、「これは一人で頑張る必要はない」と気づいてもらえたことも、ありがたかったです。

産後は、赤ちゃんのお世話をすることだけで精一杯になり、自分がどれくらい疲れているのか、分からなくなってしまうこともあると思います。

今振り返ると、あのとき自治体の支援につながることができて、本当によかったと思います。

同じ産後でも、こんなに違う

同じ頃に出産した、8歳くらい年下のいとこがいました。

いとこは産後もとても元気だったようで、新生児の時期にしか撮れない、おしゃれなニューボーンフォトを撮ったそうです。

その話を母から聞いて、私は「同じ産後なのに、こんなに違うんだ……」と愕然としました。

私は毎日を過ごすだけで精一杯。赤ちゃんのお世話以外のことをする余裕もほとんどありませんでした。

生活環境やサポート体制なども違うので、単純に比べられるものではありません。
それでも、人によって産後の体調や回復の早さには、こんなにも差があるのだと実感しました。

当時は、元気そうにしている人を見ると、「どうして私はこんなに動けないんだろう」と落ち込んでいました。

母とのやり取りにも疲れていた

ちなみに、いとこがニューボーンフォトを撮ったという話は、母から聞かされました。

母からは、赤ちゃんの写真を送ってほしい、もっと可愛い服を着せないのか、お宮参りやお食い初めはどうするのか……と、いろいろ催促されました。

正直、宇宙人と話しているような気がしました。

その頃の私にとって、身支度を整えて外出することは夢のまた夢。赤ちゃんのお世話だけで精一杯でした。

さらに、月に一度くらい突然「孫に会いたいから、遊びに行く」と連絡が来ることも。

もともと母のことが苦手だったこともあり、産後で余裕がない中、こうしたやり取りにも疲れていました。

産後6ヶ月で引っ越し

さらに、産後6ヶ月の頃には引っ越しもしました。

当時住んでいたのは、エレベーターのない3階の部屋。

産後でまだ体調が戻っていない中、赤ちゃんやベビーカーを抱えて階段を上り下りするのはかなり大変でした。

妊娠中はコロナ禍だったこともあり、できるだけ外出を控えていたため、物件探しも十分にできていませんでした。

結局、産後に赤ちゃんを連れて新しい家を探すことに。

物件だけでなく、保育園事情などもきちんと調べながら探しましたが、新生児を連れての家探しは、それだけでもかなり大変でした。

それでもなんとか、産後6ヶ月で無事に引っ越すことができました。

新居はエレベーターのあるマンションだったので、それだけでもかなり楽になりました。

もしやり直せるなら、妊娠中に引っ越しておけばよかったなと思います。

夫の転職後、少し楽になった

夫が転職することになったことで、思いがけず少し楽になったこともありました。

転職前の会社では、退職前に半月ほど有給休暇を消化することになり、その間は夫が家にいて、家事や子育てをメインでしてくれました。

何より、夫が家にいてくれるだけでも、私にとってはとても心強かったです。

今は男性も育休を取ることができますが、当時はまだ今ほど一般的ではなかったので、この半月ほどの有給休暇は本当にありがたかったです。

 

そして、この有給休暇中に、初めて家族3人で旅行にも行きました。

それまで、赤ちゃんを連れて家族3人で出かける余裕もなかったので、初めての家族旅行はとてもいい思い出になっています。

産後は本当に大変なことが続いていましたが、この頃になって少しずつ、家族3人で出かけたり、普通に生活したりする余裕が出てきたのかもしれません。

娘はよく寝てくれた

そんな中で、娘は夜泣きもほとんどなく、よく寝る子でした。

私にとっては、それだけでも本当にありがたいことでした。

体調不良の私を見て、神様がそこだけは良くしてくれたのかな、なんて思ったりもしました。

まとめ|産後6ヶ月までは、毎日を過ごすだけで精一杯

今回は、産後6ヶ月頃までの体調不良や、当時の生活について振り返りました。

高血圧や視力低下、ひどいむくみ、骨盤の不調、手のこわばり、尿漏れなど、産後は思っていた以上にさまざまな体の不調が続きました。

さらに、夫の仕事や転職、母とのやり取り、引っ越しなど、生活面でもいろいろなことが重なり、精神的にもかなり余裕がなくなっていました。

それでも、産後ドゥーラさんや自治体の支援、夫の協力など、周りの人に助けてもらいながら、なんとかこの時期を乗り越えることができました。

今振り返っても、産後6ヶ月頃までは、毎日を過ごすだけで精一杯だったなと思います。

 

次回は、その後の体調について。

時間とともに改善した症状もあれば、長く続いた不調もありました。

産後3年経ってから受けた下肢静脈瘤の手術や、その後の自律神経の乱れなど、産後5年経った現在までを振り返ります。

あわせて読みたい

シリーズ第1話では、出産から産後までの全体の流れを書いています。
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【子どもの入院体験談】足の付け根の腫れで5歳娘が入院|原因・検査・付き添い生活

5歳の娘が突然入院 足の付け根の腫れから3日間

今年の5月に、5歳の娘が突然入院しました。

きっかけは、右足の太ももの付け根にできた、直径5cmほどのしこり。

前日に38℃くらいの熱が出ていたこともあり、心配になって病院を受診しました。

まさか、そのまま入院することになるとは思ってもいませんでした。

今回は、娘の異変に気づいてから、入院、退院するまでのことをまとめます。

また、実際に付き添い入院をしてみて分かったことや、大変だったことについても書いていきます。

 

 

お風呂で見つけた、足の付け根のしこり

異変に気づいたのは、日曜日の夜でした。

いつものようにお風呂で娘の体を洗っていると、右足の太ももの付け根あたりに、コブのようなものがあることに気づきました。

直径は5cmくらい。

盛り上がっていて、触ると硬く、押すと「痛い」と言います。

実は娘は、前日からこのコブに気づいていたそうです。

でも、怖くて私には言えなかったとのこと。

前日は38℃くらいの熱も出ていました。

この日は微熱程度まで下がっていましたが、足の付け根の腫れと発熱。

「これは、ちょっと普通ではないかも」と心配になりました。

#8000に相談し、夜間診療へ

足の付け根の腫れを見つけたものの、夜だったこともあり、すぐに病院へ行くべきなのか迷いました。

そこで、子どもの救急相談窓口「#8000」に電話してみることに。

看護師さんに、娘の年齢や発熱があったこと、足の付け根に5cmほどの硬いしこりがあることなどを伝えました。

すると、「鼠径(そけい)ヘルニアの可能性もあるので、今日中に病院を受診してください」とのこと。

そこで、近くの大きな病院の夜間診療へ向かいました。

診察では、すぐに処置が必要なほどではなさそうとのこと。

ただ、夜間はできる検査が限られているため、詳しいことは分かりませんでした。

「明日の朝、もう一度受診してください」と言われ、この日は帰宅することに。

翌朝、念のため夫にも来てもらい、3人で病院へ向かいました。

翌朝の診察で、まさかの入院

翌朝、夫にも来てもらい、3人で病院を受診しました。

あらためて診察してもらうと、足のどこかから細菌が入り、リンパ節が腫れている可能性があるとのこと。

もし膿が溜まっていれば、切開して膿を出す必要があるため、超音波検査で確認することになりました。

ところが、検査の予約がいっぱいですぐには受けられません。

そこで念のため、入院して抗生剤を点滴することになりました。

「入院」と聞いた娘は、びっくりして大泣き。

血液検査をしたり、点滴をつけたりする間も、ずっと泣いていました。

私たちもまさか入院になるとは思っていなかったので、気持ちの整理が追いつきません。

とりあえず病院のレストランで昼ごはんを食べ、私は入院に必要な荷物を取りに、一度自宅へ戻ることにしました。

3日間の入院生活

娘は全部で3日間、入院しました。

希望していたわけではありませんが、初日は個室でした。
部屋は比較的広く、洗面所やトイレも付いていて、思っていたより快適でした。
小児病棟全体も新しくてきれいで、子ども向けの飾りもあり、温かい雰囲気だったのはよかったです。ただ、やっぱり病院ならではの閉塞感はあります。

入院中の治療は、一日3回の数分の抗生剤の点滴くらい。
でも、娘はずっとナーバスで、親が少しでも離れると泣いてしまう状態でした。

症状が比較的軽かったので、許可をもらってキッズスペースで遊ぶこともありました。
キッズスペースはおもちゃや塗り絵が充実していて、助かりました。

入院した翌日の夕方に超音波検査を受け、次の日に結果を知らされました。

3日目の朝の回診で退院が決まり、点滴から飲み薬に切り替え。

午後には4人部屋へ移動しました。
それまで個室だったので、急に狭くなって娘は少しがっくり。

この日は夫が付き添って泊まりましたが、同室の赤ちゃんの「いないいないばあ」の歌がずっと流れていて、夫はかなり辛かったそうです。

そして4日目の朝、無事に退院しました。

退院翌日は念のため保育園を休み、その後はいつも通りの生活に戻りました。

退院から4日後に再診がありましたが、問題なしとのことで、これで治療も終了しました。

付き添い入院で大変だったこと

娘は比較的軽症だったので、病気そのものについては、それほど大変なことはありませんでした。

一方で、実際に付き添い入院をしてみて大変だと感じたのは、親の生活です。

親の食事がない

子どもには食事が出ますが、付き添いの親には基本的に食事がありません。

病院の食堂やコンビニを利用することになりますが、病室への持ち込みは禁止。

前日の昼までに申し込めば、親の食事を用意してもらうこともできます。

ただ、正直なところ、あまり美味しいとは言えない食事でした。

簡易ベッドが辛い

付き添い用のベッドは簡易ベッドで、とにかく狭くて硬い。
普段のベッドとは全然違うので、なかなか眠れませんでした。

さらに小児病棟なので、赤ちゃんの夜泣きなどもあります。

娘のことも気になって、入院中は親も十分に休むことができませんでした。

友人は2週間の付き添い入院で、ぎっくり腰になったそう。
それくらい、付き添う親の身体にも負担がかかるのだと思います。

シャワーも自由に使えない

親は病棟のシャワーを使うことができませんでした。

そのため、夫と交代で自宅に帰り、その間にシャワーを浴びたり、必要なものを取りに帰ったりしていました。

付き添いは1人だけ

病室に付き添える親は1人だけ。

夫と交代するときも、2人でゆっくり話すことはできません。

そのため、入院中の情報共有はほとんどLINEでした。
娘の様子や先生から聞いたことなどを、LINEでこまめに共有していました。

仕事の調整も大変

入院当初は、いつ退院できるのか分かりませんでした。

「明日には退院できるのか」「もう少し入院するのか」が分からないため、仕事の調整も大変でした。

子どもの入院は、本人だけでなく親の仕事にも大きく影響するんだなと実感しました。

娘のメンタルが一番大変だった

そして、付き添い生活で一番つらかったのが、娘の精神面でした。

親が少しでも離れると泣き叫んでしまい、電話や買い物に行くのも難しい状態。

病気の症状よりも、「怖い病院で親と離れること」のほうが、娘にとっては大きな負担だったのかもしれません。

退院後の娘

退院後、娘の体調は特に問題ありませんでした。

退院翌日は念のため保育園を休み、その後はいつも通りの生活に戻りました。

退院から3日後に再診がありましたが、経過も問題なく、これで治療は終了。

ただ、娘には一つ気になる変化がありました。

「入院したこと、お友達には言わないで」と強く言われたのです。

先生には入院したことを伝えて情報共有してもらいましたが、保育園ではいつも通り過ごせているようでした。

5歳なりに、入院したことを少し気にしていたのかもしれません。

今では元気に過ごしていますが、突然の入院は、娘にとっても私たち親にとっても、忘れられない出来事になりました。

 

子どもは急に体調を崩すことがあるので、旅行の予定があると「もし直前に病気になったら……」と心配になりますよね。

我が家では、子連れ旅行のときに旅行キャンセル保険もチェックするようにしています。
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まとめ

今回は、足の付け根にできたしこりがきっかけで、突然の入院になりました。

夜だったこともあり、受診するべきか迷いましたが、#8000に相談したことで、その日のうちに病院を受診することができました。

結果的には3日間の入院で、退院後も問題なく過ごしています。

早めに受診したことで、症状が軽いうちに治療できたのかなと思っています。

子どもの体にいつもと違う変化があったときは、早めに相談することが大切だと感じました。

あわせて読みたい

5歳半の成長とともに、今回の突然の入院についても触れています。

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娘が中耳炎や副鼻腔炎になったときの症状や受診についてまとめています。

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劇団四季「アナと雪の女王」へ!5歳娘のミュージカルデビュー|2階S2席の見え方や子どもの反応

劇団四季「アナと雪の女王」へ!5歳娘のミュージカルデビュー

5歳の娘と一緒に、劇団四季のミュージカル「アナと雪の女王」を観に行ってきました。

娘にとっては、今回が初めての本格的なミュージカル。
ミュージカルデビューにはまだ早いかなと思いましたが、2027年1月に千秋楽を迎える予定なので、アナ雪が好きな今、一緒に観に行きたいと思いました。

8月のお盆時期、13時開演の公演を観るため、劇場近くでランチをしてから会場へ向かいました。

今回は子ども料金の設定があるS2席を選び、2階の3列目、中央寄りの席から観劇。劇場は思っていたよりコンパクトで、2階席でも舞台を近くに感じられました。

5歳の子どもと劇団四季を観劇してみた感想や、2階S2席からの見え方、子連れで気になったことなどを紹介します。

劇団四季「アナと雪の女王」公演情報

  • 公演場所:四季劇場「春」(浜松町駅が最寄り)

  • 千秋楽:2027年1月17日(日)

  • 今回観た公演:13時開演

 

5歳娘と「アナと雪の女王」へ

アナと雪の女王ミュージカルの劇場の外観写真

四季劇場「春」の外観

8月のお盆休みということもあって、劇場には娘と同じくらいの小さな子どもたちもちらほら。公演前の近くの飲食店にもアナ雪の服を着た女の子が何人かいました。

劇団四季というと大人の観客が多いイメージでしたが、子ども連れの姿も思ったより多く、娘と一緒でもそれほど気負わずに観劇できました。

子どもにはシートクッションの貸し出しもあり、5歳の娘はそのクッションを使って観劇しました。

子ども向けの観劇マナーブックや、シートクッションの利用方法についての案内も用意されていました。

劇団四季の観劇マナーブックの画像

観劇マナーブック

初めてミュージカルを観る子ども向けに、こうした案内が用意されているのは、親としてもありがたいサービスだと思いました。

2階S2席を選びました!舞台の見え方は?

アナと雪の女王ミュージカルの2階S2席からの眺め

四季劇場「春」の2階S2席からの眺め

チケット代が結構高いのもあり、今回選んだのは、子ども料金の設定があるS2席。2階の3列目、中央寄りの席です。

子どもと一緒なので、できるだけ舞台が見やすい席がいいと思い、2階の前方を選びました。

実際に座ってみると、劇場は思っていたよりもコンパクト。2階席でも舞台との距離が近く感じられ、舞台全体を見渡しやすかったです。

1階席では、演者が客席まで来る演出もありましたが、S2席は1階後方の席のみ。一方、2階には前方の席もあり、舞台全体を見渡しやすいので、子どもと一緒に観るなら2階前方の席はかなりおすすめだと思いました。

ただ、今回は前の席に背の高い男性が座っていたため、場面によって少し見づらく感じることも。こればかりは運なので、そこだけは少し残念でした。

「できるだけ近くで観たい」なら1階席、「舞台全体をしっかり観たい」なら2階前方。子どもと一緒なら、2階前方のS2席は見やすさと料金のバランスもよく、おすすめだと思います。

舞台ならではの演出がすごい!プロジェクションマッピングに感動

映画で何度も観ている「アナと雪の女王」ですが、実際に舞台で観てみると、映画とはまた違った迫力がありました。

特に印象に残ったのが、プロジェクションマッピングを使った演出です。

雪や氷の世界が映像によってダイナミックに表現され、舞台上のセットや演者と組み合わさることで、目の前に物語の世界が広がっていくような感覚がありました。

映画にはない歌があったり、場面の構成が少し違っていたりと、映画を知っていても新鮮に感じられる部分も。

一方で、基本的なストーリーは映画と同じなので、娘も内容を理解しながら楽しめていたようです。

映画と同じ場面を舞台でどう表現するのか、実際に目の前で演者が歌い、踊る臨場感とあわせて楽しめるのは、舞台版ならではの魅力だと思いました。

映画とは少し違う?舞台版「アナと雪の女王」の楽しさ

「アナと雪の女王」は映画でおなじみの作品ですが、舞台版では映画と少し違っているところもありました。

映画にはない歌があったり、場面の構成が少し違っていたりと、映画を知っていても「ここは違うんだ」と思うところがあります。

ストーリーの大筋は同じなので、映画を観たことがある子どもでも内容は理解しやすく、娘も楽しみながら観ていました。

映画と同じ場面を舞台でどう表現するのか、見比べるのも面白いと思います。

映画をそのまま再現するだけではなく、舞台ならではの歌や演出が加わっているので、映画を観たことがある人でも、違った「アナと雪の女王」として楽しめる作品だと思いました。

5歳娘が特に興味を持ったのは子役

ミュージカルは上演時間が長いので少し心配でしたが、案の定、前半は少し飽きてきた場面もありました。

それでも後半は飽きることなく、最後までしっかり観ることができました。5歳にとっては長い時間でしたが、本人も「楽しかった!」と言っていて、初めてのミュージカルを楽しめたようです。

特に娘は、「アナと雪の女王」のストーリーや歌だけでなく、舞台に立つ子役にも興味津々。

子ども時代のアナやエルサ役の演技が気になったようで、舞台に子どもが出てくると、じっと見入っていました。

昨年、保育園で自分も劇をしたので、同じくらいの年齢の子どもが舞台で演技していることが、特に気になったのかもしれません。

映画版ではエルサが大好きな娘ですが、ミュージカルでは子役の姿が強く印象に残ったようで、帰り道でも子役の子について話していました。

また、最後のカーテンコールも印象に残ったようです。会場のみんなと一緒に拍手をしたことも、思い出になった様子。

5歳の娘にとって、ミュージカルを「観る」だけでなく、舞台で演じる子どもたちを見たり、会場のみんなと拍手をしたりと、いろいろな体験ができたことはよかったなと思います。

休憩時間はトイレが大混雑!オーケストラも見てみました

休憩時間になって、まず向かったのがトイレ。

やはり休憩時間はかなり混雑していました。子ども連れの場合は、トイレに行くなら早めに動いたほうがよさそうです。

そして、休憩中にぜひ見てみたかったのが、舞台の下にいるオーケストラ。

普段は客席からは見えませんが、休憩時間に様子を見ることができました。

舞台上の華やかな演技だけでなく、こうして舞台の下でも生演奏が行われていると思うと、ミュージカルを支える人たちの存在も感じられて、ちょっと興味深かったです。

これまで観たミュージカルと比べて

20代の頃に友人に誘われて劇団四季のミュージカルを何度か観たことがあります。

これまでに劇団四季では「美女と野獣」「ウィキッド」「ライオンキング」などを観たほか、ニューヨークでは「シカゴ」、ロンドンでは「オペラ座の怪人」も観ました。

その中で改めて感じたのは、ディズニー作品はストーリーを知っているので、「次はどうなるんだろう」というワクワク感は少し弱いということ。

「アナと雪の女王」も映画でおなじみのストーリーなので、その点は少し残念でした。

一方、「ライオンキング」は舞台ならではのアレンジがかなりあり、映画とは違った作品として楽しめました。

今回の「アナと雪の女王」も、プロジェクションマッピングなど舞台ならではの演出が面白かったので、ストーリーを知っている作品だからこそ、演出や歌、舞台表現に注目して観るのも楽しいと思いました。

5歳の子どもとの観劇におすすめ?

劇団四季「アナと雪の女王」劇場の入口

劇団四季「アナと雪の女王」劇場の入口

5歳の娘と初めて劇団四季のミュージカルを観て、全体としては「一緒に観に行ってよかった」と思いました。

前半は少し飽きてきた場面もありましたが、後半は最後まで楽しんで観ることができました。

特に、プリンセスが好きな子や「アナと雪の女王」が好きな子なら、舞台の世界にも入りやすいと思います。

娘の場合は、アナやエルサだけでなく、子ども時代のアナやエルサを演じる子役にも興味を持っていたので、5歳なりにいろいろなところを楽しんでいたようです。

小さな子どもと一緒にミュージカルを観るのは少しハードルが高そうにも感じましたが、実際に行ってみると、5歳でも十分楽しめる観劇体験になりました。

観劇前のランチは「和カフェTsumugi」へ

午後の公演だったので、観劇前に劇場の近くでランチをしました。

今回利用したのは、アトレ竹芝タワー棟にある「和カフェTsumugi」。子どもメニューもあり、女性好みの和食ランチが楽しめるお店です。

ただ、夫には少し量が少なかったようなので、しっかり食べたい男性には少し物足りないかもしれません。

劇場のあるシアター棟には、劇団四季の「四季食堂」もあります。こちらも子連れで利用しやすそうで、観劇前のランチには便利そうです。予約はできないので、時間帯によっては少し並ぶかもしれません。

ほかにも、浜松町駅の近くにはデニーズやタリーズがあります。

子ども連れの場合、個人的には劇場の近くでランチを済ませておくと安心。開演時間を気にしながら遠くから移動する必要がないので、気持ちにも余裕がありました。

まとめ|5歳娘のミュージカルデビュー、楽しめました!

劇団四季「アナと雪の女王」ポスター5歳の娘と初めて劇団四季の「アナと雪の女王」を観劇しました。
前半は少し飽きてきた場面もありましたが、後半は最後まで楽しんで観ることができ、娘にとっても楽しいミュージカルデビューになったようです。
プロジェクションマッピングを使った迫力のある演出や、舞台で演じる子役の姿など、映画とはまた違った楽しみ方ができたのも印象的でした。
子ども料金のあるS2席なら2階前方の席も見やすく、5歳くらいの子どもとの観劇にもおすすめです。
「アナと雪の女王」が好きな子や、プリンセスが好きな子なら、初めてのミュージカルにもぴったりだと思います! 
 

 

子どもと一緒のお出かけにおすすめの記事もあわせてどうぞ。実際に行ってみた感想や、子連れのお出かけに役立った持ち物を紹介しています。

 

▼ 5歳娘と楽しんだ、子ども向けステージイベントの体験レポ。

harenohi000.hatenablog.com

 

▼子連れのお出かけで実際に役立った持ち物をまとめています。

harenohi000.hatenablog.com

 

【38歳の出産記録-6】実家で寝たきりだった産後1ヶ月のリアル

【38歳の出産記録-6】実家で寝たきりだった産後1ヶ月のリアル

出産後、体調を崩して約2週間入院しました。

その後、産後ケアセンターでしばらく過ごし、ようやく実家へ帰ることになりました。

「実家に帰れば、家族に赤ちゃんを見てもらいながら、ゆっくり休めるかな」

そんなふうに思っていたのですが、実際の産後1ヶ月は、思っていた以上に大変なものでした。

 

産後ケアセンターから実家へ

産後ケアセンターから実家へ移動したのは、年末でした。

ただでさえ身体がつらい時期だったのに、年末ということもあり、道路は大渋滞。
実家までは、なんと2時間以上かかりました。

私は車の中で横になった状態で移動しましたが、長時間の移動は身体にかなり負担だったようです。
出産のときにできた股の傷が開いて、出血がひどくなっていました。

あまりにも痛かったので、実家の近くの婦人科を受診することに。
傷を診てもらい、出血しているところに塗る薬を処方してもらいました。

そして、このときにもうひとつ発覚したことがありました。
血圧が高く、なんと150くらいありました。

出産後、入院中からずっと体調が悪かったので、自分でも身体がおかしいことはわかっていました。
でも、実家に帰ってきても、まだ身体は全然回復していなかったんだな……と改めて思いました。

実家では、ほぼ寝たきり

実家に帰ってからも、傷の痛みがあり、ほぼ寝たきりのような生活でした。

特につらかったのが、むくみです。
とにかく身体がむくんでいて、朝起きるのが本当に大変でした。
目が覚めても、すぐに起き上がることができません。

まず手や足の先を少しずつ動かす。
少し動かしていると、だんだん身体が動くようになってくる。
そこから、ゆっくり身体を起こしていきます。

ベッドから起き上がるだけで、30分くらいかかることもありました。

最後は棚につかまりながら、なんとか立ち上がる。

今振り返っても、「産後だから大変だった」という言葉だけでは表せないくらい、身体が動きませんでした。

赤ちゃんが生まれたばかりなのに、自分の身体を動かすだけで精一杯。「早く元気になりたい」と思っていました。

娘のお世話は、昼と夜で分担

実家では、日中の娘のお世話は父と母が担当してくれました。
私が身体を休められるように、昼間は両親に頼っていました。

一方で、夜中のお世話は私が担当。
夜中に起きて、赤ちゃんのお世話をする。そして朝になると、また身体が重くてなかなか起き上がれない。そんな生活をしていました。

赤ちゃんのお世話では、おくるみを重宝しました。新生児期はおくるみに包んであげると安心するようで、寝かしつけのときに活躍しました。

実際に6種類のおくるみを使ってみたので、使いやすさや肌触りなどを比較して、こちらの記事にまとめています。

▶︎【徹底比較】おくるみおすすめ6選|新生児に実際に使ってよかったもの

親がいてくれたからこそ、なんとか乗り切れた1ヶ月だったと思います。

人と話すことが、気分転換になった

そんな寝たきりの生活の中で、親戚のおばさんが、赤ちゃんを見に来てくれたのは、気分転換になりました。

そのときは、少し起きて話すことができ、クリスマスケーキも食べました。

少しの時間だったと思いますが、人と話すことがとても新鮮でした。
毎日ほとんど寝ていて、赤ちゃんのお世話をして、また寝る。
そんな生活だったので、誰かと話すことだけでも、かなり気分転換になったのを覚えています。

楽しみにしていた「逃げ恥」も見られなかった

ちょうど年末年始で、「逃げるは恥だが役に立つ」のスペシャルドラマを楽しみにしてました。

でも、実際には長時間テレビを見るような体力はまだ出ず…。
身体がつらくて、テレビをずっと見ていることもできない。
しかも、ドラマの中には出産のシーンもあり、怖くて見ることができませんでした。

楽しみにしていたテレビ番組すら、普通に楽しめない。
そんなことからも、当時の自分の状態がわかります。

年末年始、夫と一緒に過ごせたのはよかった

年末年始で、よかったこともありました。

夫が年末年始休暇に合わせて長めに休みを取ってくれたので、実家で一緒に過ごすことができました。

当時は、夫の会社ではまだ男性が育休を取る人があまりおらず、1ヶ月などまとまった期間の休みを取ってもらうことはできませんでした。

今だったら、もう少し違った選択肢もあったのかもしれません。

それでも、年末年始に夫と一緒に過ごせたことは、当時の私にとってはありがたいことでした。

実家に帰れば、楽になるわけではなかった

実家では両親に娘のお世話をしてもらい、本当に助けてもらいました。
それでも、実家で過ごした1ヶ月は、身体だけでなく精神的にも結構疲れました。

私は母親とあまり合わないこともあり、体調が悪い中で実家で生活すること自体がしんどい部分もありました。

友達と話していても、「里帰りしたけど、結構しんどかった」という人もちらほら。

実家に帰れば、誰もが安心して休めるわけではない。
親がいて助かる一方で、親との関係や家庭の事情によっては、それがかえって負担になることもある。
自分が実際に経験してみて、初めてわかったことでした。

1ヶ月健診。赤ちゃんは問題なし、私も「治療が必要な問題」はなし

産後1ヶ月を迎え、1ヶ月健診を受けました。

赤ちゃんは、特に問題なし。
私自身も、心配していた貧血は薬が効いていて、問題ありませんでした。

気になっていたむくみについても相談しましたが、「産後はそういうこともあります」ということで、特に治療などはありませんでした。

ただ、私が気になっていたのは、やはり血圧!

実家近くの婦人科で血圧が150くらいあったことを伝えると、そのときの血圧はそこまで高くなかったため、すぐに毎日薬を飲むことにはなりませんでした。

ただ、血圧が130以上になったときに、念のため飲む薬を処方してもらいました。いわば「お守り」のような薬です。

そして、2か月後にもう一度受診することになりました。

検査の結果を見る限り、大きな問題はない。

赤ちゃんも元気。

貧血も改善している。

傷も、治療が必要な状態ではない。

病院で診てもらうという意味では、ひとつの区切りだったのだと思います。

でも、身体は全然元に戻っていなかった

でも、私はまだ全然元気ではありませんでした。

朝起きるだけで30分かかるほどのむくみ。

身体を動かすのもつらい。

傷の痛みもある。

夜中は赤ちゃんのお世話をしなければならない。

日中は両親に助けてもらいながら、ほとんど横になっている。

「1か月経ったから、そろそろ普通の生活に戻れる」
そんな状態ではありませんでした。

医療では、傷がどうなっているか、貧血の数値はどうか、血圧はどうか。
そういった「治療が必要な問題」があるかどうかは診てもらえます。
でも、その先の生活については、特に対処や助言があるわけではありません。

どうやって体力を戻していけばいいのか。
いつになったら普通に動けるようになるのか。
この状態で、これからどうやって赤ちゃんを育てていけばいいのか。
そんなことは、自分でなんとかしていくしかありませんでした。

「病気ではない」と言われても、身体が元に戻ったわけではない。
そのことが、当時の私にはとてもつらく感じられました。

病院で「問題ありません」と言われたことで安心するはずなのに、私はむしろ、これからどうしたらいいんだろう、と途方に暮れていました。

「今は『生きる』ことを目標に頑張って」

そんなとき、2人の子どもを産んだ友達からLINEが来ました。

そこに書かれていた、

「今は『生きる』ことを目標に頑張って。」

という言葉が、すごく心に響きました。

赤ちゃんのお世話をちゃんとしなきゃ。
母親なんだから頑張らなきゃ。
早く元気にならなきゃ。

そんなことばかり考えていたけれど、そもそも自分自身がまだ回復していなかった。

「生きることを目標に」という言葉を見て、ああ、今の私にはそれくらいでいいんだ、と思えました。

産後1か月。

私にとっては、赤ちゃんとの新しい生活を楽しむ1か月というより、まず自分自身が生きていくことに精一杯だった1か月でした。

親に頼らなくても過ごせる産後の仕組みがあれば

実家では、父と母が娘のお世話をしてくれました。

両親がいてくれたからこそ、私は横になって身体を休めることができ、ありがたかったです。
でも、同時に思ったことがあります。

親に頼ることができない人は、どうするんだろう?

親がいない人もいる。

親との関係が良くない人もいる。

そして、実家に帰ることができたとしても、私のように、実家で過ごすこと自体が精神的に負担になる人もいる。

今回、私は入院して、産後ケアセンターに行き、その後は実家に帰りました。
それでも、産後1か月の時点では、まだ自分の身体を自由に動かすことさえできませんでした。
出産後の身体は、それくらい大きなダメージを受けていることがあります。

だからこそ、親に頼ることができるかどうかに関係なく、産後の母親が安心して身体を休められる仕組みが、もっと当たり前になればいいと思います。

「実家に帰れば大丈夫」ではなく、実家に帰らなくても大丈夫。そんな選択肢が、もっと普通にあればよかったのに。

38歳で出産した私は、産後1か月をそんなことを考えながら過ごしていました。

 

あわせて読みたい

シリーズ第1話では、出産から産後までの全体の流れを書いています。
最初から読みたい方はこちらもどうぞ。(シリーズ全記事のリンクあり)

▼ シリーズ第1話:出産から産後までの全体の流れ

harenohi000.hatenablog.com

 

ちなみに、今回の出産を振り返って、実際に使ってよかったベビー用品についても別の記事にまとめています。

▼ 新生児期に使っていたおくるみについては、6種類を実際に使って比較しました。

harenohi000.hatenablog.com

 

▼ 実家ではレンタルのベビーベッドが、おすすめです。

harenohi000.hatenablog.com

 

10年前の私から、今の私へ。人生は、そう悪くないよ

10年前の私は34歳。
結婚したばかりだった。

あの頃の私は、10年後の自分がどんな生活をしていると思っていたんだろう。

きっと、子どもが生まれて、仕事を続けながら子育てをして。
大変なことはあっても、それなりに順調に歳を重ねていく。

そんな未来を思い描いていたんじゃないかな。

 

でも、実際の10年間は、思っていたよりずっといろんなことがあった。

子どもを授かるまでには不妊治療を経験した。

そのうち、世の中はコロナ禍になった。

やっと出産できたと思ったら、産後は思っていた以上に体調を崩した。

仕事でも悩んだ。

「こんなはずじゃなかった」と思ったことも、一度や二度じゃない。

それでも、なんとか、なんとか。

そのときできることを、ひとつずつやってきた。

大きなことを一気に乗り越えたわけじゃない。
今日を乗り越えて、また明日を迎えて。

 

そうしているうちに、10年が経った。

振り返ってみると、ずいぶん強くなったなと思う。

何か起きても、すぐに答えが出なくても、少し休んで、考えて、また動く。

そんなことが、昔よりできるようになった。

 

そして、家族ができた。

大変なことも、本当にたくさんある。
一人だった頃より自由はなくなったし、自分のことだけ考えていればよかった頃とは、生活がまったく違う。

それでも、家族ができてよかったと思っている。

今は子ども中心の毎日で大変だけれど、いつか振り返ったら、
「子どもが小さい頃って、大変だったけど楽しかったな」
と思う日が来るのかもしれない。

 

10年前の私。

あなたが想像していた10年後とは、少し違う人生になったよ。

でも、思っていたより悪くない。

 

そして今度は、現在の私から10年後の私へ。

10年後、私は54歳。

 

どんな仕事をしているんだろう。
娘はどんなふうに成長しているんだろう。
私はどんな毎日を過ごしているんだろう。

 

正直、10年後どころか、2年後だってわからない。

だから、何が起きても、悲観しすぎないでいたい。

何かあったら、そのときに考えよう。
また、ひとつずつ乗り越えていこう。

家族を大切にしながら、私自身の人生も、少しでも楽しみながら生きていきたい。

 

昔、いろいろとうまくいかなくて塞ぎ込んでいた時期に、普段はあまり多くを話さない父が、ぽつりと言った。

「人生は、そう悪くないよ」

仕事で憂き目に遭ったこともある父がそう言うのが、当時は少し意外だった。

でも今なら、なんとなくわかる。

人生は、思い通りにならないことも多い。

それでも、振り返れば、嬉しいことも、大切な人も、ちゃんと残っている。

 

だから10年後の私も、どうかそう思えていてほしい。

人生は、そう悪くないよ。

それでは、また10年後。

 

 

【38歳の出産記録-5】天国のようだった産後ケアセンター体験談

【38歳の出産記録-5】天国のようだった産後ケアセンター体験談

今回は、出産した産婦人科を退院後、住んでいた自治体の産後ケアセンターを利用したときの体験を紹介したいと思います。

産婦人科を退院したその日、私はそのまま産後ケアセンターへ向かいました。

出産後は思っていた以上に体調が悪く、車で約2時間かかる実家へすぐに帰ることが難しかったためです。

産後ケアセンターの存在は、母子手帳を受け取ったときに初めて知りました。自治体の補助制度を利用して宿泊したのですが、そこはまるで天国のような場所でした!

この記事では、産後ケアセンターでの生活や、利用してよかったことを体験談として紹介します。

産後ケアセンターとは?

簡産後ケアセンターは、出産後のお母さんの心と体の回復をサポートしながら、赤ちゃんとの生活を安心してスタートできるよう支援してくれる施設です。

助産師などの専門スタッフに育児や授乳の相談ができるほか、宿泊や日帰りで利用できる施設もあります。夜間に赤ちゃんを預かってもらえる場合もあり、産後のお母さんもゆっくり休息をとることができます。

利用方法や対象者、費用の補助制度は自治体によって異なるため、詳しくはお住まいの自治体のホームページなどで確認してみてください。

私は母子手帳を受け取る際に制度の説明を受け、自治体の補助制度を利用して宿泊しました。

私が利用した産後ケアセンター

利用したのは産婦人科を退院したその日から利用できる宿泊型の産後ケアセンターです。

利用期間は7泊。自治体で利用できる日数を最大限活用しました。

費用は自治体の補助制度を利用し、自己負担は2万円前後だったと記憶しています。

予約はオンラインで行いましたが、私は退院日が延びてしまったため、最終的には電話で相談し、利用日を調整していただきました。

部屋は個室で、ベッドやソファ、赤ちゃん用のベッドがあり、シャワー・トイレも完備。ゆっくり過ごせる落ち着いた空間でした。

産後ケアセンターでの1日の流れ

産後ケアセンターでは、時間割のように決まったスケジュールがあるわけではなく、その日の体調や赤ちゃんの様子に合わせて過ごしていました。

私の場合は、基本的に赤ちゃんは助産師さんが預かってくださり、授乳の時間になると部屋まで連れてきてもらうスタイルでした。そのため、体を休めながら、少しずつ育児に慣れていくことができました。

また、沐浴のやり方も助産師さんに教えていただき、自宅に帰ってからの育児に向けて練習できたのも心強かったです。

私が過ごした1日は、おおよそ次のような流れでした。

  • 朝食
  • 助産師さんとの相談
  • 足湯
  • 赤ちゃんのお世話・授乳
  • 昼食
  • 昼寝
  • シャワー
  • 夕食
  • 夜間授乳

利用してよかったこと

産後ケアセンターで過ごした7日間は、出産で疲れた心と体を休めながら、少しずつ育児に慣れていける貴重な時間でした。

助産師さんがいつでも相談に乗ってくれる環境は、とても心強かったです。

ここからは、実際に利用して「本当によかった」と感じたことをご紹介します。

赤ちゃんのお世話を教えてもらえた

初めての育児でわからないことばかりでしたが、助産師さんが赤ちゃんのお世話を丁寧に教えてくれました。

特に沐浴は、自宅に帰ってから自分でできるか不安だったので、実際に教わりながら練習できたのはとても心強かったです。

困ったことや気になることも、その場ですぐに相談できたので、安心でした。

夜は赤ちゃんを預かってもらえてゆっくり眠れた

産後ケアセンターでは、基本的に赤ちゃんを預かっていただき、授乳の時間になると部屋まで連れてきてもらうスタイルでした。

まとまって眠れる時間が本当にありがたかったです。

退院してすぐ自宅に戻っていたら、ここまで体を休めることはできなかったと思います。

食事がおいしくて毎回楽しみだった

毎日の食事は栄養バランスが考えられていて、とてもおいしかったです。

自分で食事を準備する必要がなく、温かい料理をゆっくり味わえるだけでも幸せな時間でした。

産後で食欲が落ちていても食べやすく、毎回の食事が楽しみになるほどでした。

足湯やマッサージでリフレッシュできた

足湯やマッサージなどのケアも受けることができ、出産で疲れた体を癒やすことができました。

赤ちゃんのお世話だけでなく、お母さん自身の体と心を大切にしてもらえる時間があるのは、産後ケアセンターならではの魅力だと思います。

一人じゃないと思えた

何より心強かったのは、困ったことがあればすぐに助産師さんへ相談できる環境だったことです。

初めての育児は不安の連続でしたが、「一人で頑張らなくていい」と思えたことで、気持ちがとても楽になりました。

今振り返っても、産後ケアセンターで過ごした7日間は、心と体を回復させるための大切な時間だったと感じています。

少し気になったこと

産後ケアセンターでの生活はとても快適でしたが、少しだけ残念に感じたこともありました。

私が利用したのはコロナ禍だったため、食事はすべて個室でいただくスタイルでした。以前は入所しているお母さんたちは一緒に食事をしていたそうですが、感染対策のため交流の機会はありませんでした。

初めての育児で不安も多かったので、同じ時期に出産したお母さんたちと少しでも話ができたらよかったな、と少し寂しく感じたのを覚えています。

とはいえ、それ以外は本当に快適で、正直「このままずっとここにいたい」と思うほど居心地がよかったです。

退所後も日帰りで利用したかったのですが、私の場合は場所が少し不便で、気軽に通うのが難しかったのが残念でした。

こんな人には本当におすすめ

実際に利用してみて、産後ケアセンターは次のような方に特におすすめだと感じました。

  • 初めての出産・育児で不安がある方

  • 出産で体力を消耗し、しっかり休息を取りたい方

  • 助産師さんに育児や授乳について相談したい方

  • 実家が遠かったり、家族のサポートを受けるのが難しい方

  • 「一人で頑張らなきゃ」と思ってしまいがちな方

私は産後の体調が思った以上に悪く、すぐに実家へ帰ることができませんでした。そんな私にとって、産後ケアセンターは心と体を回復させるための大切な場所でした。

産後は赤ちゃんのお世話が優先になりがちですが、お母さんが元気でいることも同じくらい大切です。

自治体によって利用方法や補助制度は異なりますが、もし利用できる環境があるなら、ぜひ一度検討してみてください。きっと、産後の心強い味方になってくれると思います。

まとめ

産後ケアセンターで過ごした7日間は、出産で疲れた心と体をしっかり休めながら、育児を少しずつ学べる、とても貴重な時間でした。

助産師さんに相談できる安心感や、ゆっくり眠れる環境、おいしい食事など、どれも当時の私には本当にありがたいものばかりでした。

もし産後ケアセンターの利用を迷っている方がいたら、私はぜひ利用することをおすすめしたいです。自治体によって利用条件や補助制度は異なりますが、産後のお母さんを支えてくれる、とても心強い制度だと感じました。

これから出産を迎える方や産後を過ごす方が、少しでも安心して育児をスタートできるきっかけになればうれしいです。

あわせて読みたい

シリーズ第1話では、出産から産後までの全体の流れを書いています。
最初から読みたい方はこちらもどうぞ。(シリーズ全記事のリンクあり)

▼ シリーズ第1話:出産から産後までの全体の流れ

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▼ リアルな出産・産後を描いたおすすめ本

出産や産後のリアルを知るきっかけになった一冊です。