先日、NHKのあさイチを見ていたら、平安時代の「蘇」という食べ物を紹介していました。学生時代に教科書で見ていて気になっていた食べ物だったので、思い切って作ってみることに。
謎の食べ物「蘇」を作って食べた感想を書きたいと思います!
不思議な味わいなので、気になった人にはぜひ一度食べていただきたいです。
「蘇」ってなんだ?
農林水産省のページからの引用です↓
「蘇」とは、古く飛鳥時代につくられ始めた、牛乳をおよそ1/10の量に煮詰めて固めた畜産加工品である。当初は保存がきき、ミネラル、ビタミン不足から起こる疾病の治癒や体力回復になくてはならぬ薬餌(やくじ)として利用されていた。古代チーズとも言われる。キャラメルのような色をした、乳糖の甘さを感じる素朴な味の食べ物である。
昔は栄養価が高いので、薬として食べられていたようですね。確かにカロリー高そうです。
「蘇」の作り方
1. 牛乳500ccをフライパンに入れ、中火で温めます。フツフツしてきたら、弱火にして20分ほど放っておきます。
2. 20分くらいでドロっとしてくるので、ヘラで線が描けるくらい煮詰まってきたら、焦げないように練りながら水分を飛ばしていきます。
3. 下の写真くらいに生地がお団子のようにまとまったら、火を止めます。500ccだった牛乳が、90gくらいになりました。
4. ラップにとって棒状にまとめます。そして冷蔵庫で2時間くらい冷やします。
5. 冷えたら、包丁で切って召し上がれ!
「蘇」を食べた感想
農林水産省のページの写真を見るともう少し茶色だったので、焦がした方が良かったのか?でもパサパサになりそうだったので、まあよしとします。あさイチで食べていた「蘇」は白かったので、決まりはないのかな〜。
さて、お味はというと、、テレビでも食レポしずらいと言われてましたが、なんとも表現しづらい味でした!
味はお菓子の「ミルクケーキ」のあまり甘くない味で、食感はカッテージチーズみたいなボソッとした感じ。
クセになる感じで、「ミルクケーキ」が好きな私は結構おいしいと思いました!
牛乳を濃縮しているだけあってものすごくミルキーです。多分、お砂糖など加えると、「ミルクケーキ」の味になるんだと思います。
3歳の牛乳好きの子どもにも食べさせてみたら、「おいしい」と言っていました。
牛乳と時間があれば簡単にできるので、気になる方はぜひ一度作って食べていただきたいです!