てんてこママ日記

アラフォーのワーママ。美大出身でデザインの仕事をしています。主に不妊治療、出産、子育てについて、時々仕事や趣味についても書いていきたいと思います。Twitter→ @tentekomama000

【不妊治療 体験談9】不妊治療のやめ時について思うこと

【不妊治療 体験談9】不妊治療のやめ時について思うこと

不妊治療は上手くいかないことも多い上、治療費が高額&心身の負担が大きいため、長く続けることはとても大変な治療です。

私は幸運なことに子どもを授かることができましたが、一度は思いつめて治療をやめようと思ったことがあります。その時の経験を元に不妊治療のやめ時について思うことを書きたいと思います。

今回のテーマはとても重いため、なかなか文章が書けずに公開が遅くなってしまいました…。

不妊治療をしても必ず授かれる訳ではない

私は20代から子宮内膜症で婦人科に通院しており、自分が妊娠しづらいということを20代から認識していました。初めて知った時はショックでしたが、将来子どもができないかもしれないという心の準備をゆっくりとすることができました。

でも、30代後半などから不妊治療を始めて、急に妊娠が難しいことを知らされるというのは、タイムリミットも近いのでかなりショックなことなのではないかと思います。

今思うと恥ずかしいのですが、最初は不妊治療(体外受精)をすれば医学の力でほぼ100%妊娠できると思っていました。ところが、実際は治療をしても30代後半で約20%、45歳では1%以下の成功率ということを知りショックを受けました。不妊治療をしている人は30代後半以降の人が多いと思うので、少なくても5回程度は治療を続けないと成功しない計算になります。

長期戦になる上、治療中にも年齢が上がっていってしまう…。だからこそ、適切な治療を受けて早く結果に繋げることが大事だと思います。

私の場合は、治療の期限や限度を決めた

私は結局は子どもを授かることができたのですが、上手くいかなかった時に一度客観的になれるように、データを元に治療の期限や限度を決めました。

私が治療について決めたことは下記になります。

  • 30代後半の成功率から、体外受精は5回まではしてもOK。
  • 子どもを育てることを考えて、治療の年齢の期限を40歳までと決めた。
  • 夫婦の生活や老後の資金も考えて、金額の上限額を決めた。

必ずこの限度を守らなくてもいいけれど、何か目安になるものが欲しくて考えました。これを考えることによって、あと何回くらい治療ができるという目安ができ、転院も積極的にできたと思います。

不妊治療はどこまでも続けられてしまう治療なので、自分で線引きを決めることがとても大切だと思います。

不妊治療をやめる=子どもを諦めるだから決断が難しい

私は不妊治療中にイベントで知り合った治療仲間とLINEで情報のやり取りをしていました。その4人中、2人は40代になった今も治療を続けています。病院をいくつか変えても治療が上手くいかない彼女達は、治療をやめたいと思いつつ、なかなか諦められずに悩みながら続けています。

今でも時々LINEがきますが、つらい治療を続けるのは心身ともにとても大変だと再認識します。でも、大変でも治療を続けているのは「不妊治療をやめる=子どもを諦める」という選択になるからだと思います。

年齢など客観的にみると「もう諦めた方がいいのでは」と思いますが、人生に関わることなので、そんな風には簡単に言うことはできません。決めるのはあくまで本人にしかできないことなので、とても難しいなと思います。

プロのカウンセラーに相談するのもおすすめ

私が不妊治療をしていて辛いな…と思ったところは、悩みを相談できる人がいなかったことです。周りにほとんど治療していることを公表していなかったのと、重たい問題なので友達などに相談するのも難しく、孤独になりがちでした。

そんな時の解決方法の一つとして、プロのカウンセラーに相談するというのもおすすめです。

私が通っていた病院でも案内がありましたが、今は不妊治療の知識のあるカウンセラーもいるので、自分だけでは悩みを解決が難しいという場合は、ぜひ試してみてほしいです。

私が不妊治療中は「ninpath」というサービスはなかったのですが、「ninpath」では現在「生殖心理カウンセリング」というものがあります。私も先日こちらのオンラインカウンセリングを受けましたが、モヤモヤと漠然とした悩みを客観的に考えられるようになり、気持ちがだいぶスッキリしたので、おすすめです。reserve.ninpath.com

人生には色んな幸せの形があると思う

20代に妊娠しづらいと分かった時、一生懸命に子どもがいない人生を考えたことがありました。

猫か犬を飼おうかな〜。子どもがいないならお金が掛からないから海外旅行をたくさんしようかな〜。新しい仕事にチャレンジしてもいいな〜。などなど。

この時に一生懸命に考えた、子どもがいなくても楽しく生きる人生プランが、不妊治療中にとても支えになりました。

不妊治療をしている時は治療に集中してしまって視野が狭くなりがちですが、子どもを産むことだけが幸せの道ではないし、他にも幸せな生き方があるということをぜひ忘れないでほしいです。

まとめ

今回は文章がとりとめもなくなってしまいましたが、、、まとめると、

不妊治療をする前に、治療の期間や費用の限度をざっくりとでもいいから決め、一度は子どもがいない場合の人生についても考えるのがおすすめです。

また、治療中に悩んだ時は、プロのカウンセラー相談も利用して悩みを客観的に整理することも大事だと思いました。

 

次回は、不妊治療についての感想まとめを書く予定です。

 

不妊治療体験談】まとめ記事一覧

不妊治療の体験について、今まで書いた記事をまとめたページです。

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