不妊治療については一通り書いたので、今回は治療を終えての感想を書きたいと思います。
不妊治療を経験して1番の感想
不妊治療を経験した中で1番の感想は、こんなにたくさんの人が、こんなに大変な治療を受けているんだ!という驚きです。
今まであまり病院通いをしたことが無かったのでインパクトが大きかったと言うのもありますが、今思い返してもかなり特殊な世界だったと思います。この特殊で辛い治療を思っていたよりもたくさんの人が受けているという事実。少しづつ声を上げる人が増えて、保険適用になるなど改善してきていると思いますが、今後はもっと開かれた治療になっていくといいなと思います。
治療で大変だと思ったこと
詳細は最後に記事のリンクを貼るので、そちらで読んでいただきたいのですが、治療で大変だと思ったことは下記にようなことです。
<治療で大変だと思ったこと>
- 不妊の原因がはっきりしない。
- 自由診療だったので、標準的な治療法が定まっていない。
- 病院の治療のデータが少ないので、病院選びが難しい。
- 費用がめちゃくちゃ高い。健康保険適用ではなかったので、高額医療費も使えなかった。うちの場合は助成金ももらえなかった。
- 通院の頻度が高くて、仕事との両立が難しい。
- 世の中の理解が少ない。(会社の上層部など)
治療のデータが少なく標準治療も定まっていなかったので、治療で自分が正しい方向に向かっているのか、いつまで治療が続くのかが全くわからず、夜中に目が覚めて恐怖に襲われることが度々ありました。
保険適用になったことで、多くの人が標準の治療を受けることができるようになりますように。難しい治療なので、治療法を考える負担が減るといいなと思います。
不妊治療をして得たもの
不妊治療をして得たものは、生命の奇跡を知ることができたこと。
治療で上手くいかなかった時期もあり、妊娠できた時は生命の力強さを感じました。今2歳になる娘は受精卵の時から見ていたので、あの胚盤胞がこんなに大きくなって、、と感慨深いです。
生まれてきた子どもはみんな、すごく生命力が強いんだよ!生まれてきただけですごいんだよ!と世の中の人に伝えたいです。
妊娠後に感じたこと
妊娠して感じたのは、不妊治療とのあまりの支援の落差の違いです。
私の場合は不妊治療では、補助金も会社の支援制度もなかった。周りの人からの理解もなかったし、話題にすることすらも難しかったです。
妊娠や子育て中は、街の人に声を掛けられたり、自治体からも様々な支援があり、孤独感を感じたことはありませんでした。
今は健康保険適用になったので、もう少しオープンになったのかもしれませんが、不妊治療中に感じた孤独感や社会から取り残された感じが無くなるといいなと思います。
できれば経験してほしくない、不妊治療
不妊治療にはとてもお世話になりましたが、とても大変なので、できれば経験してほしくない治療です。結婚や子どもを作る時期は自分1人ではコントロールできないので難しいのですが、なるべく早くから検査をしたり、妊娠の知識を得ることが大切だと思います。
例えば、私は20代から子宮内膜症でしたが、生理が辛かったら我慢せずに病院を受診するなど、もっと気軽に婦人科を受診できるようになるといいと思います。娘にも大きくなったら伝えていきたいなと思っています。
また追加で書くことがあるかも知れませんが、こちらで不妊治療についての記事は一旦終了したいと思います。
書くのが難しい話もあり、書き終わるまで時間が掛かってしまいましたが、少しでも誰かのお役に立てましたら幸いです!
【不妊治療体験談】まとめ記事一覧
不妊治療の体験について、今まで書いた記事をまとめたページです。