不妊治療でよく言われるのは、高額な費用が掛かるということ。治療費が高くて治療を諦める人もいるくらいで、実際に私もかなりの金額になりました。
今回は、そんな不妊治療に掛かる費用について書きたいと思います。
- 私の不妊治療で掛かった金額
- 体外受精がとにかく高額
- 保険診療や助成金などの制度をしっかり確認すべし!
- 不妊治療費の上限を、治療前に決めるのがおすすめ
- 医療費控除も忘れずに!
- 仕事を続けるか、治療に専念するか問題
- 不妊治療に掛かる費用のまとめ
私の不妊治療で掛かった金額
ぶっちゃけ、私の不妊治療で掛かった合計金額は…なんと約200万円になります。
今改めて数字を見るとすごい金額だなと思いますが、治療中は金銭感覚が麻痺していたため、通院一回の請求が1万円以下だと「今日は安いな〜」と思ったりしてました。今は保険適用のクリニックもあるので状況が違うのかもしれませんが、私が治療していた2019~2020年頃は金銭感覚が麻痺するくらいの請求が毎回のようにありました。
体外受精がとにかく高額
私の治療内容としては、タイミング法5回、人工授精を2回、体外受精を2回(採卵3回、移植2回)になります。
タイミング法や人工受精は保険が効くのでそこまで高くないです。人工受精で1回2万円くらいだったと思います。
桁違いに高額なのが、当時は保険が効かなかった体外受精です。私が子どもを授かった人気のクリニックは特に高額で、1回体外受精(採卵1回&移植1回)をすると100万円弱掛かりました。
なので、最初からここでの治療は2回までと決めていました。そして、このクリニックでダメならもう不妊治療は終わりにしよう!とも思っていました。精神的にも金銭的にも、もう限界だと思っていたからです。
保険診療や助成金などの制度をしっかり確認すべし!
今は保険が効く治療法があったり、助成金を貰いやすくなっていると思うので、ぜひよく調べてから治療開始してください!
私の治療当時にも自治体の助成金制度がありましたが、フルタイム共働きで助成金がギリギリ貰えない収入額だったため、完全に自腹での治療でした。妊娠出産や育児にはたくさん助成制度があるのに、なんて冷たい国なんだろうと感じたのを覚えています。
私が妊娠した後にやっと不妊治療の助成金を貰える収入の上限額が撤廃され、子どもを産んだ後にやっと不妊治療が保険適用になりました。
我が家は恩恵を受けられなかったのですが、これから治療する人にはぜひ下記について調べて、しっかり活用して欲しいです!
【不妊治療をする前に確認したいこと】
不妊治療費の上限を、治療前に決めるのがおすすめ
私が治療を開始する前に、体外受精の経験者だった友達に言われたのが「治療に掛ける費用や期間を、治療前に大体決めておいた方がいい」ということでした。これって結構難しいのですが、今思うと確かにそうだと思います。
なぜなら、治療を始めるとどんどん有料オプションをつけたくなるし、上手くいかなくても治療のやめ時がわからなくなるからです。治療をやめるということ=子どもを諦めるということなので、とても重い決断になります。今まで頑張ったきたことがゼロになってしまうし、治療が現在進行形だと決断が難しくなってしまうのです。
私はざっくりと200万円まではなんとか頑張ろうと思っていました。ただ、それ以上続けると、子どもがいない人生になった場合に充実した老後が過ごせなくなると思いました。
これはあくまで私の考えですが、子どもが人生の全てでは無いと思っています。子どもがいなくても夫婦2人で楽しむ人生もあるのかな〜と。犬や猫を飼ったり、趣味の旅行を思いっきり楽しむのもいいかもと思っていました。
ぜひ不妊治療をする前に、治療をしても子どもが持てないかもしれないこと、その場合にどんな夫婦でいたいかを、ざっくりとでもいいので考えることをおすすめします。それが治療が上手くいかない時の心の支えにもなると思うからです。
ということで、治療をする前に治療費の上限をざっくりとでもいいので決めておくことをおすすめします。
医療費控除も忘れずに!
うちは助成金ゼロでしたが、医療費控除だけは誰でも申請できるのでしっかり計算しました。年間100〜200万とか掛かっていたのでまあまあの額は返ってきました。医療費控除もぜひ忘れずに。
仕事を続けるか、治療に専念するか問題
以前、不妊治療と仕事の両立についての記事も書きましたが、治療費がかなり掛かるので今働いているのならなるべく続けた方が安心なのかなと思います。
また、東京の場合は一度仕事を辞めてしまうと、妊娠出産後に子どもを保育園に入れられずに再就職が難しい現実があり、周りでも困っているお母さんを何人か知っているので、先の生活費なども考えて仕事をどうするかを決めるのがいいのかなと思います。
不妊治療に掛かる費用のまとめ
ただでさえ心身共に負担の多い不妊治療。しっかりと色んな制度を使って乗り切ってもらいたいです。
今回はなんとも現実的な話になってしまいましたが、、不妊治療費は大きい金額なので、ぜひ治療後の人生のことも含めて考えて欲しいです!!
次回は、不妊治療のやめ時について思うことを書きたいと思います。