たまひよ的なハウツー本は読んでましたが、妊娠&出産についての体験談を読んでみたいな~と買ったのが、川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』です。芥川賞作家が自身の出産についてどんな風に書くのかも興味があって選びました。
本の感想
出産を控えた人に、ぜひ読んで欲しい!
声に出して笑っちゃったり、号泣したり、共感しすぎる本でした!すごーく読みやすいです。
出産、産後~子どもが1歳になるまでの2部構成で綴られていて、特にこれから出産する人におすすめです。リアルすぎて夢が無くなりそうですが、この本で予習しておくと色々乗り切れるような気がします。出産&産後は大変なことも多いですが、テンポいい関西弁で笑いに昇華してくれてるところがいいです。
あと、出産を体験できない男性にぜひ読んで欲しい!!少しでも出産のリアルな大変さを知って欲しいです。
出産編は心の準備に
私は、出産編を予定日間近で読んだのですが、突然帝王切開になるとか怖すぎて眠れなくなりそうになりました…。でも、周りのお母さんたちに聞くと結構あるあるみたいなので、急に焦らないためにも読んでおいてよかったです。
どんなに痛くても「ロキソニン」しか処方してもらえない…っていう箇所は、私も入院中に思い出して笑っちゃいました。
産後編は出産前に予習として読むべし!
産後編は、ほんと共感しまくりでした。特に夫への気持ちとか、産後クライシスとか、自分の体の変化とか。
産後って予想以上に怒涛の日々なので、出産前に予習として読んでおくといいと思います。
涙が止まらない
1番心に残ったのは最後の方の赤ちゃんと空を見るお話です。
著者の赤ちゃんへの愛情がすごく感じられるお話で、入院中に読んでて涙をぽろぽろ流してしまいました。(産後うつ気味だったのかも…)
今現在の赤ちゃんと、赤ちゃんだった頃の自分がリンクするくだりはちょっと感動してしまいました。
子どもが寝てくれなくて抱っこして過ごした夜は、この話を思い出しながら、これも今だけの貴重な体験なんだと思って乗り切りました。
そして、子どもが1歳になった今、本当に人生で数ヶ月だけの貴重な体験だったんだな~と実感してます。
最後に
出産&産後は思ってた以上に心身共に辛くて大変でした。私にとっては色んな場面で寄り添い、悩みを笑い飛ばしてくれた本です。
出産を控えてる方、出産てどんなものか知りたい方に、ぜひ読んで欲しい一冊です!
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