てんてこママ日記

アラフォーのワーママ。美大出身でデザインの仕事をしています。主に不妊治療、出産、子育てについて、時々仕事や趣味についても書いていきたいと思います。Twitter→ @tentekomama000

【不妊治療 体験談4】低刺激?高刺激?体外受精の治療法どうする?

低刺激?高刺激?体外受精の治療法どうする?

今回は、体外受精の治療法について私の思うところを書きたいと思います。

悩む、体外受精の刺激法

体外受精の治療で私が1番悩んだのは、低刺激と高刺激とどっちにするか?ということでした。
低刺激と高刺激というのは、採卵するために卵子を育てる際の刺激法のことです。病院自体、大きく低刺激と高刺激のどちらかが得意なクリニックに分かれてることが多いです。

AMHが低かった私は高刺激の意味があまりないのではと思い、最初は低刺激の治療をしましたが上手くいかず、結局、高刺激の病院に転院して妊娠に至りました。

結局どの刺激法が合うかは、実際にやってみないとわからないというのが本当のところだと思うのですが、すでに不妊治療が保険適用されている海外では高刺激の治療がメイン(標準治療)ということなので、どちらかで悩んだ場合は、高刺激から始める方が成功率は高いのかなと思います。

低刺激と高刺激の比較(長所&短所)

私は両方の刺激法を経験したので、それぞれの長所短所を書きたいと思います。

低刺激

(長所)
  • あまり薬を使わないので、体への負担が少ない。
  • あまり薬を使わないので、高刺激より多少は値段も安い。
(短所)
  • 薬でホルモンをコントロールできないので、通院の回数が多い&急に日程が決まる。もし1日でも通院ができなかった場合は、1ヶ月治療がお休みになる。
  • 1度に卵子が1〜2個しかできず、トータルで治療期間が長くなる可能性が高い。
  • 上手くいっても1度に受精卵が1〜2個しかできないため、貯卵が難しい。(2人目はもう一度と治療し直さないといけない)
  • 採卵が上手くいかないと、何度も採卵を繰り返す必要がある。

高刺激

(長所)
  • 薬でホルモンをコントロールできるので、通院の計画が立てやすい。
  • 通院回数が少ない。
  • 1度に卵子が複数できる可能性が高いので、トータルの治療期間が短くなる可能性が高い。
  • 上手くいけば、貯卵が可能。
(短所)
  • 薬をたくさん使うので、金額が高め。
  • 連日、自己注射をする必要があり、痛い&怖い&ストレス!(下の写真が注射器一式です。本格的すぎです…)

低刺激と高刺激を体験した感想

私が最初に高刺激に二の足を踏んだのは、自己注射が怖かったというところが大きかったです。実際に高刺激の病院に移って注射の研修を受けた時、あまりの本格的な道具や手順にショックを受けました。プロの看護師さんとやること一緒じゃん…

不妊治療の中でも一番辛いところだと思います。うちの夫は、一度も私が注射をしているところを直視できませんでした。

ただ、低刺激は体への負担は少ないけれど、心の負担はかなり大きかったです。通院が毎日続くことや、突然明日の通院が決まったりと仕事との両立にヒヤヒヤすることが多かったです。また、卵子の採れる数も1〜2個なので一つもグレードの高い受精卵ができないこともあり、ストレスはかなりのものでした。

最終的に、私は治療スピードや仕事との両立も重視して高刺激に変更しました。何を大事にするのかで選び方も変わると思いますが、仕事と治療の両立をする場合は高刺激の方がストレスは少ないと感じました。

ちなみに採卵の手術に関しては、どちらも同じくらい痛かったです。採卵の手術の注意書きに「手術中は泣かないようにしてください」とあったので、痛くて泣く人もいるということなのでしょう…。

AMHが低くても、高刺激が合う場合もある

私はAMHが低かったので、最初は低刺激の治療から始めました。理論上は低刺激がいいというのはわかるのですが、治療していくうちに薬が多めの方が上手くいく体質なんだとわかり、治療法を変更しました。

なかなか同じ方法で上手くいかない場合は、他の病院を受診してみたり、先生に相談して色々試すのがいいのかなと思います。

一つの刺激法で合わなくても諦めないで、ぜひ別の刺激法も試してほしいです!

 

次回は、AMHが低い場合の治療について書きたいと思います。

 

harenohi000.hatenablog.com

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