子どもの頃から大好きな絵本があります。
それは「おでかけのまえに」という絵本。
母が主人公の女の子が私に似ていると言って、子どもの頃よく読んでくれました。
確かに見た目も、やっていることも似てるな〜と思います。
内容は、ピクニックに行くのが楽しみすぎて、親が準備している間に待ちきれず、色々余計なことをやらかしてしまう女の子のお話です。
なんてことない話なのですが…読むと子どもの頃のお出掛け前のワクワクした記憶が蘇ってきます。
大人になっても、一人暮らしをしてもなぜかずっと手元に残していた絵本で、辛いことがあった時などに時折読み返していました。読むと、ほのぼのと優しい気持ちになれます。
下の写真は、はりきってフライングで出発して、すぐに「ころんじゃった…」と帰ってくるシーン。
子どもあるあるで大好きなシーンです。お気に入りの服が泥だらけ。
この絵本の絵を描いている林明子さんは子どもを描くのが上手で、他の絵本も本当に子どもの様子をよく観察しているな〜と感じます。
そうかといえば、初版の魔女の宅急便のようなモノトーンの大人っぽい挿絵も上手だったり、大好きな作家さんです。
子どもが生まれたら「おでかけのまえに」を読んであげたいとずっと思っていました。
私が小さい頃に読んでいた古い絵本も手元にあるのですが、子どもには新しいものを買い直して昨年のクリスマスにプレゼントしました。
2歳になったばかりの子どもにはまだ響かないようで、あまり読んで〜とリクエストされませんが、、いつか気に入ってくれるといいな。
ちなみに娘は見た目が私の小さい頃にそっくりなので、ますますこの絵本に愛着が湧いている今日この頃です。