お盆休みに、渋谷の東急Bunkamuraで開催中の「かこさとし展」に行ってきました!絵本の原画がたくさん展示されているのはもちろん、かこさんの溢れる仕事への情熱を感じられ、大人でも見応えがある展覧会でした。
そんな「かこさとし展」や、来年から長期休館になる会場のBunkamuraの感想を書きたいと思います。
展覧会は、2022年9月4日(日)まで。
まずは、Bunkamuraでランチ
着いたのが12時過ぎだったので、まずはランチ。
パリの雰囲気のカフェドゥマゴもいいのですが、今回はBunkamura入口近くのラウンジでパスタを。美味しかったです。お盆休み中ですが、平日だったので並ぶことなくすぐに席につけました。
パリっぽい雰囲気のBunkamura
Bunkamuraは、渋谷駅から少し離れた高級住宅街の松濤方面にある文化施設です。美術館、単館映画館、カフェやおしゃれ雑貨屋などが揃っていて、ちょっとパリっぽい独特な雰囲気があります。学生時代に時々来ていたのですが、ちょっと大人な感じに憧れてました。
隣の東急本店と合わせて来年から長期休館になるそうなので、今回は休館になる前にもう一度Bunkamuraに行きたい!という思いもありました。
「かこさとし展」の感想
有名な「からすのパンやさん」「だるまちゃん」シリーズなどの絵本の原画から、絵本を描く前のかこさんの歩みや、ライフワークの科学の絵本の展示も多くあり、新しい発見も多く充実した内容の展示でした。
引用:かこさとし展公式サイト
意外!バリバリ理系男子のかこさとしさん
展覧会で一番驚いたのは、かこさとしさんが東大の工学部出身だったこと!確かに科学的な絵本も記憶にありましたが、そんなに本格的に理系だったとは。卒業後は電機メーカーの研究所の仕事をしていたそうです。
科学の絵本制作をライフワークにしていて、特に生物の系譜は死ぬまで更新していたというのに驚きました。
宇宙についての絵本はビッグバンから始まり、子ども向けとは思えないようなボリューム!かこさんの科学への情熱が感じられます。科学に興味がある子どもにとってはすばらしい絵本だと思いました。
紙芝居が原点の絵本制作
展覧会で子ども達が「だるまちゃん」や「からすのパンやさん」の展示を熱心に見ていて、かこさんの絵本の人気の高さがよくわかりました。なぜ、あんなに子どもに受ける絵本が作れたのか?展示を見るうちにその謎が解けました。
かこさんは仕事とは別に、週末に紙芝居を作って子ども達に読む活動をしており(すごい!)、そこで鍛えられたようです。実際に子ども達に人気だった紙芝居が絵本になったりしたようなので、子ども受け抜群なのも納得です。
かわいいフォトスポット
最後にフォトスポットコーナーが。パンが立体になってたくさん並んでて、かわいい!結構な大作でした。
オシャレ本屋さんNADIFFに、絵本の特設コーナー
展覧会でも販売してましたが、向かいのオシャレ本屋さんNADIFFにも絵本特設コーナーがあって思わず立ち読み。
ここの本屋さんは面白い本に出会えるので、展覧会に来るとつい立ち寄って長居してしまいます。
「かこさとし展」のまとめ
夏休みで子どももたくさん来てましたが、かこさとしさんの仕事への情熱に触れることができる大人にも見応えがある内容でした!私も仕事がんばらないとな~と思わされました。
学生時代の油絵や紙芝居制作、ライフワークの生物の系図など、知らなかった一面が見られて、もっとかこさとしさんについて知りたくなるような展示でした。
会場のBunkamuraもとても素敵なので、休館前にカフェやランチとセットで美術館に行くのがおすすめです!