
前回、近所の血管外科を受診してから4ヶ月。
先日やっと重い腰をあげ、セカンドオピニオンで別の血管外科を受診しました。足やお腹までエコーで詳細に診ていただいた結果、ついに静脈瘤と診断されました!
あくまで私の場合になりますが、血管外科の病院選びや診察についての感想を書きたいと思います。同じような症状の方の参考になればと思います。
前回の記事はこちら↓
harenohi000.hatenablog.com
最近、左足が急激に悪化!
近所の血管外科で足のむくみは一生治らないと言われショックを受けたのが、今年3月。どうにか治せないかと、セカンドオピニオンの病院を探していましたが、病院選びって難しくて、、なんとなく保留状態になっていました。
そんなこんなで6月になってしまったある日、左足が急激に悪化。左足全体が異常にだるく、ふくらはぎに浮いた青い血管部分がヒリヒリと痛くなってしまいました。
痛くて左足を引きづるほどで、5月から暑くて履いていなかった弾性ストッキングを引っ張り出してきたほど。弾性ストッキングを履くと痛みが軽減されましたが、このままではやばい!と病院探しを再開することにしました。
セカンドオピニオンの血管外科については大学病院も考えましたが、紹介状が無いと行けないため、血管外科専門クリニックから探すことに。
血管外科って周りに行ったことがある人がなかなかいないので、口コミも無いし、選ぶ基準もよくわからなかったのですが、下記の理由で選びました。
- 件数をこなすほど技術が向上すると思われるので、手術の件数が多いクリニック。
- 最新の機器や手術法を取り入れているクリニック。
- 何かあれば紹介状も書いてくれると思い、大学病院と連携しているクリニック。
いくつか病院を絞り、何度か受診することを考えてなるべく近くの病院に決めました。
さっそく予約の電話をすると、なんと1ヶ月待ち。やはり良さそうな病院は人気のようです。
血管外科専門クリニックでの診察
1ヶ月待って、いよいよ診察。
前回のクリニックとは違い、今までの足の状態や出産の時の状況を丁寧に聞いてくれました。今までの経緯をきちんと聞いてくれたことはとてもうれしく、その後の診察でも安心できました。
問診後は両足をエコーでチェック。こちらも丁寧に診てくれました。前回のクリニックで、お腹の方の血管が損傷していると言われたことを伝えると、お腹のエコーもしてくれました。
静脈瘤との診断
診察の結果は、お腹の方の血管の損傷ではなく、「左足のひざ裏に静脈瘤があると思われる」ということでした。
やっぱり足だったか〜!!
左足のひざ裏から一度太ももに上がり、またふくらはぎに戻る珍しいタイプの静脈瘤のようで、前回のクリニックではわからなかったのではないか?ということでした。
ただ、エコーや問診を総合した結果の判断なので、一旦、ひざ上までの弾性ストッキングに変えてみて楽になるようなら確実だということでした。
ひざ裏が原因なら手術すれば改善できるとのことで、希望が見えてきました!!
静脈瘤の原因としては、妊娠出産が大きいが、1年前からの在宅勤務で座ってばかりいることもさらに悪くさせているのではということでした。
再びの弾性ストッキング
という訳で、またもや弾性ストッキングです。
前回はお腹からつま先までのパンストタイプだったのですが、今回は足先は無く太ももあたりまでのタイプを左足だけ履くのでOKとのこと。さすが専門の病院だけあり、院内で3社の商品を試着して購入することができました!

弾性ストッキングって、とんでもなく圧が強いので履くのが結構大変なんです。特にパンストタイプは脱ぎ着するのかなりストレスで、だんだん履かなくなってしまいました。しかも真夏だとめちゃくちゃ暑い!
でも、今度の太もものタイプはかなり履きやすく、続けられそうだと思いました。普段在宅勤務の時にメインで使用するので、見た目はあまりカッコよくないけど、一番楽に履ける商品を購入しました。
新しい弾性ストッキングを試してみて
帰宅してからさっそく左足のみに履いてみると、、なんと出産前の感覚で歩くことができました!!足全体に力が入ってしっかり歩ける〜!!
なるほど、左のひざ裏に静脈瘤があることで、ひざを上手く曲げることができず、足が棒のようになっていたようです。
全てが解明できたようで、感動しました!
これでおそらく手術もできそうです。
静脈瘤の手術について
静脈瘤の手術は、なんと日帰りでできるそう。手術自体は20分程度、前後の準備等でトータル3時間で可能で、歩いて帰れるそうです。
産後ずっと悩んでいた「上手く歩けない」が改善するなら、手術したいと思いました。
手術後は1週間24時間弾性ストッキングを履かないといけないという制約はあるみたいなので、具体的にスケジュールを考えていきたいと思っています。
出産した病院について思うこと
大きい病院だったので信頼していたのですが、改めて出産した病院に不信感を抱いてしまいました。
まず、2リットルの出血があったのに輸血を勧めなかったこと。出産後の傷について詳しい説明をしてくれなかったこと。足の異常なむくみについて、今後のリスクを説明してくれなかったこと。
今回の血管外科の先生に、出産1週間後の足の写真を見せたところ「こんなに異常なむくみだったのに、産婦人科では何も診てくれなかったの?」と驚かれました。
出産を機に静脈瘤になる女性は多いそうなので、産婦人科医もそのことを知っているはずです。もし、1ヶ月検診の時などに将来静脈瘤になる恐れがあることを一言伝えてくれていたら、もっと早くに原因がわかったと思います。
産婦人科の先生たちはとても忙しく大変だと思いますが、単に妊娠中や出産時のみを診て後は知らないというのではなく、出産後もちゃんと元の体に戻れるようにアドバイスをして欲しいと切に思いました。
今回改めてセカンドオピニオンって大事だと思いました。やっぱり専門の病院に行くことが大切です。
血管外科ってあまり聞かないですが、調べると東京にはいくつか専門の病院がありました。手術件数や先生の経歴など、なるべく調べて選ぶのがおすすめです。
出産してから2年半以上掛かって、やっとここまで辿り着きました!
治るかもしれないという希望が見えてきて、かなりホッとしました。今後は、できれば手術をして完治させたいと思います。
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